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診療科

不整脈センター

不整脈センター

ご挨拶

2025年4月より循環器・腎臓・神経内科学講座に「不整脈センター」が新設されました。さらに、沖縄県における不整脈診療・教育・研究のさらなる発展及び次世代を担う人材育成を目的とし、寄附講座「不整脈・心不全先進医療講座」も開設いたしました。


先進医療の探究と同時に、患者様・ご家族の声に真摯に耳を傾けた「心」ある医療を、循環器チーム一丸となって提供できるよう、日々取り組んでまいります。


今後も、皆様のご協力を心よりお願い申し上げます。

診療内容

主な対象疾患
  • 頻脈性不整脈:心房細動、心房頻拍、心房粗動、心室頻拍、心室細動
  • 徐脈性不正脈:洞不全症候群、房室ブロック、徐脈性心房細動
  • 心室性、心房性期外収縮
  • WPW症候群
  • ブルガダ症候群、QT延長症候群
  • 重度の心不全:虚血性心筋症、拡張型心筋症、心サルコイドーシス、不整脈源性右室心筋症、
    心アミロイドーシス
  • 失神

主な治療内容
  1. 頻脈性不整脈に対するカテーテルアブレーション
  2. 徐脈性不整脈に対するペースメーカ
  3. 致死的心室性不整脈に対する植込み型除細動器植え込み
  4. 心不全例に対する両心室ペーシング
  5. 心房細動における心原性脳梗塞予防を目的とした経皮的左心耳閉鎖術
  6. カテーテルを用いた経皮的リード抜去術
  7. 塞栓源不明の脳塞栓、原因不明の失神精査のための植込み式ループレコーダ

得意分野

  • 重症心不全例に合併した心室性・心房性不整脈に対して、包括的な薬物・非薬物治療を積極的に行っています。
  • 心房細動により左心耳内に形成された血栓による脳梗塞の予防を目的とし、経皮的左心耳閉鎖術または外科的左心耳切除術も積極的に行っています。
  • ペースメーカ・リードの感染などに対して、外科的なアプローチ内科的なペースメーカリードの抜去術も行っています。
  • 心房細動アブレーション術後の再発を予防するための治療方法でアブレーションを行っています。

医師紹介

特命准教授、不整脈センター長

佐々木 毅

ささき たけし

専門分野
  • 不整脈診療全般              
  • カテーテルアブレーション
  • 心臓植込みデバイス    
  • 左心耳閉鎖術
  • 経皮的リード抜去術
認定資格
  • 日本循環器学会: 循環器専門医
  • 日本不整脈心電学会:不整脈専門医・評議員
  • 日本内科学会: 総合内科専門医・指導医
  • 日本心臓リハビリテーション学会: 指導士
  • 経皮的左心耳閉鎖術実施医
  • 経皮的リード抜去術施行医
所属学会
  • 日本循環器学会
  • 日本不整脈心電学会
  • 日本内科学会
  • 米国不整脈学会(Heart Rhythm Society)
  • 日本心臓リハビリテーション学会

特命助教

野村 悠

のむら ゆう

専門分野
  • 不整脈診療全般
  • カテーテルアブレーション
  • 心臓植込みデバイス    
  • 左心耳閉鎖術
  • 経皮的リード抜去術
認定資格
  • 日本循環器学会 専門医
  • 日本不整脈心電学会 専門医
  • 日本内科学会 総合内科専門医
所属学会
  • 日本循環器学会
  • 日本不整脈心電学会
  • 日本内科学会      

助教

潮平 親哉

しおひら しんや

専門分野
  • 不整脈診療全般
  • カテーテルアブレーション
  • 心臓植込みデバイス    
  • 左心耳閉鎖術
  • 経皮的リード抜去術
認定資格
  • 日本循環器学会 専門医
  • 日本内科学会 総合内科専門医
所属学会
  • 日本循環器学会
  • 日本不整脈心電学会
  • 日本内科学会              
  • 日本心臓リハビリテーション学会

医員

山城 俊樹

やましろ としき

認定資格
  • 日本循環器学会 専門医
  • 日本内科学会 内科専門医
所属学会
  • 日本循環器学会
  • 日本不整脈心電学会
  • 日本内科学会              

医員

糸数 優樹

いとかず ゆうき

認定資格
  • 日本内科学会 内科専門医
所属学会
  • 日本循環器学会
  • 日本不整脈心電学会
  • 日本内科学会              

外来担当医表

佐々木 佐々木(午前・隔週)
ペースメーカ(午後)
潮平(午前)
野村(午後)
糸数 優樹(午前)
山城(午後)
休診
  • 紹介状がなくても診察・予約可能です。緊急を要する場合は、不整脈外来新患担当医または
    不整脈センター長佐々木に直接電話にてご相談ください。

患者さまのご紹介について

心房細動に対する集学的な治療、予防医療の必要性

日本における心房細動の罹患者数は100万人を超えており、高齢者の心不全や脳梗塞の予防は社会的にも極めて重要な課題です。


心房細動の早期発見とカテーテルアブレーションによる早期治療、さらに心原性脳梗塞予防を目的とした経皮的左心耳閉鎖術や外科的切除術など、適切なタイミングでの治療介入が求められます。また、心房細動の発症には肥満、飲酒、高血圧といった生活習慣が深く関与しており、これらの生活習慣の是正や管理もが予防において重要です。


治療・予防を効果的に進めてゆくため、地域の先生方との連携・協力体制の強化が不可欠と考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。


お願い

下記のような不整脈診療でお困りの患者様がいらっしゃいましたら、
いつでもお気軽にご相談ください。

  • 心房細動アブレーション後に心房細動が再発
  • ペースメーカ植込み後に心不全を発症
  • 左室駆出率35%以下の心不全例で、症状や心不全の悪化がみられる
  • 高齢者で徐脈があり、ペースメーカの植込み適応判断が難しい
  • 高齢者や維持透析患者で心房細動があり、出血の既往や出血リスクのため抗凝固薬内服が難しい、
    または心房細動で脳梗塞を発症し再発予防が必要。
  • 高齢者で心房細動があり、カテーテルアブレーションの適応判断が難しい   

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