琉球大学病院について
当院ではより良い医療を提供するために、臨床研究を行っています。
一部は国の臨床研究のルールに基づき、患者さんから直接同意を受けずに行われます。
これは、すでにある診療情報や余った検体を使用する研究で、個人を特定できる情報は含まれていません。
以下がその研究の一覧です。
臨床研究に関するお問い合わせや、ご自身の診療情報・検体の研究利用を望まない場合には、各研究の担当者までお知らせください。
診療科(部) | 研究課題名 |
---|---|
検査・輸血部(全診療科対象) | 肺活量および1秒量に関する各予測式の比較検討 |
第一内科(全診療科) | 沖縄県における新型コロナウイルスオミクロン変異株XBBによるCOVID-19感染症の重症化に関する後ろ向き観察研究 |
全診療科 | COVID-19流行期におけるカンジダ血症に関する調査 |
産科婦人科 | 子宮頸部すりガラス細胞癌の臨床病理学的調査研究(JGOG1086S) |
形成外科 | 舌喉頭全摘再建術後の口腔形態に関する後方視的検討 |
第二内科 | 形質芽細胞性骨髄腫の臨床的特徴の後方視的解析と病理標本の免疫染色による病態形成メカニズムの解明 |
眼科 | 網脈絡膜疾患に対する非侵襲的眼底イメージングを用いた病態解析 |
皮膚科学講座 | 腫瘍組織を用いた頭部血管肉腫の外来遺伝子・変異遺伝子の探索と生存予後に関わる腫瘍特異蛋白の同定 |
第三内科 | 循環器疾患診療実態調査(JROAD)のデータベースとCRT患者の予後に関わる因子に関する研究 |
小児科・耳鼻咽喉科・皮膚科・内分泌代謝・血液・膠原病内科 | 沖縄県の特徴的疾病構造を活かした生体試料バンクの構築 |
本学における医学研究の倫理審査は、人を対象とする医学系研究倫理審査委員会、ヒトゲノム・遺伝子解析研究倫理審査委員会において行います。
これらの委員会は、琉球大学で行われる人を対象とした研究が、個人の尊厳及び人権の尊重、個人情報の保護、その他の倫理的及び科学的観点から適正に実施さ れるよう、「ヘルシンキ宣言」および厚生労働省等の定める各指針に従い審議・調査するために、学長の諮問機関として設置された全学的な委員会です。
※薬事法上の承認を目的とした臨床試験(いわゆる治験)の審査については、大学病院の治験審査委員会で行います。
人(試料・情報を含む。)を対象として、傷病の成因(健康に関する様々な事象の頻度及び分布並びにそれらに影響を与える要因を含む。)及び病態の理解並びに傷病の予防方法並びに医療における診断方法及び治療方法の改善又は有効性の検証を通じて、国民の健康の保持増進又は患者の傷病からの回復若しくは生活の質の向上に資する知識を得ることを目的として実施される研究。