琉球大学病院について
当院ではより良い医療を提供するために、臨床研究を行っています。
一部は国の臨床研究のルールに基づき、患者さんから直接同意を受けずに行われます。
これは、すでにある診療情報や余った検体を使用する研究で、個人を特定できる情報は含まれていません。
以下がその研究の一覧です。
臨床研究に関するお問い合わせや、ご自身の診療情報・検体の研究利用を望まない場合には、各研究の担当者までお知らせください。
診療科(部) | 研究課題名 |
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感染対策室 | MRSA菌血症に対するバンコマイシン治療における早期の目標AUC達成の有効性と安全性に関する検討 |
皮膚科 | 壊疽性膿皮症、ベーチェット病、スイート病、環状肉芽腫の発症原因の探索 |
放射線科・第一外科 | FDG-PET/CT を用いた肝病理像の推測 |
放射線科 | AI 技術を用いた肋軟骨骨折の CT 検出能に関する後ろ向き横断研究 |
耳鼻咽喉科 | 人工聴覚器手術全国データベースの構築 |
麻酔科・集中治療部 | 患者情報システムを用いた集中治療部の機能評価 (JIPAD 事業) |
眼科 | 滲出型加齢黄斑変性に対するブロルシズマブ硝子体投与後、日本人におけ る眼内炎症の発症頻度、および、その危険因子調査 |
光学医療診療部(第一内科) | 消化器内視鏡に関連する疾患、治療手技データベース構築 |
耳鼻咽喉科、皮膚科、小児科、放射線科 | アレルギー拠点病院ネットワークを活用したアナフィラキシー症例集積研究 |
皮膚科 | 新規乾癬患者の疫学調査 |
本学における医学研究の倫理審査は、人を対象とする医学系研究倫理審査委員会、ヒトゲノム・遺伝子解析研究倫理審査委員会において行います。
これらの委員会は、琉球大学で行われる人を対象とした研究が、個人の尊厳及び人権の尊重、個人情報の保護、その他の倫理的及び科学的観点から適正に実施さ れるよう、「ヘルシンキ宣言」および厚生労働省等の定める各指針に従い審議・調査するために、学長の諮問機関として設置された全学的な委員会です。
※薬事法上の承認を目的とした臨床試験(いわゆる治験)の審査については、大学病院の治験審査委員会で行います。
人(試料・情報を含む。)を対象として、傷病の成因(健康に関する様々な事象の頻度及び分布並びにそれらに影響を与える要因を含む。)及び病態の理解並びに傷病の予防方法並びに医療における診断方法及び治療方法の改善又は有効性の検証を通じて、国民の健康の保持増進又は患者の傷病からの回復若しくは生活の質の向上に資する知識を得ることを目的として実施される研究。