琉球大学病院について
当院ではより良い医療を提供するために、臨床研究を行っています。
一部は国の臨床研究のルールに基づき、患者さんから直接同意を受けずに行われます。
これは、すでにある診療情報や余った検体を使用する研究で、個人を特定できる情報は含まれていません。
以下がその研究の一覧です。
臨床研究に関するお問い合わせや、ご自身の診療情報・検体の研究利用を望まない場合には、各研究の担当者までお知らせください。
診療科(部) | 研究課題名 |
---|---|
小児科・内科・整形外科・婦人科・皮膚科・耳鼻科・眼科・外科 | 未診断疾患イニシアチブ(Initiative on Rare and Undiagnosed Diseases (IRUD)) 希少・未診断疾患に対する診断プログラム基盤の開発と患者還元を推進する研究 |
第三内科 | 当院における肺高血圧症患者の臨床分類の実際と1年予後に関する後ろ向き観察研究 |
放射線科(人体解剖学講座) | 医用画像を用いた日本人の解剖学的変異の解析とその遺伝要因の同定 |
精神科神経科 | 精神科医療の普及と教育に対するガイドラインの効果に関する研究 |
小児科 | JP-SHINE study:小児特発性ネフローゼ症候群レジストリ |
第二内科 | 血液凝固異常症レジストリ研究 Japanese Bleeding Disorders Registry (JBDR) Study |
産科婦人科 | 子宮頸がんに対してベバシズマブを用いた薬物療法による瘻孔発生リスク因子を検討するヒストリカルコホート研究 |
第三内科 | 微小血管における血液流動性に関する後ろ向きコホート研究 |
第三内科 | 沖縄県宮古地域における循環器疾患発症調査 |
第二内科 | 肥満症・糖代謝障害・MASLDにおける血漿バゾプレシン値の臨床的意義 |
本学における医学研究の倫理審査は、人を対象とする医学系研究倫理審査委員会、ヒトゲノム・遺伝子解析研究倫理審査委員会において行います。
これらの委員会は、琉球大学で行われる人を対象とした研究が、個人の尊厳及び人権の尊重、個人情報の保護、その他の倫理的及び科学的観点から適正に実施さ れるよう、「ヘルシンキ宣言」および厚生労働省等の定める各指針に従い審議・調査するために、学長の諮問機関として設置された全学的な委員会です。
※薬事法上の承認を目的とした臨床試験(いわゆる治験)の審査については、大学病院の治験審査委員会で行います。
人(試料・情報を含む。)を対象として、傷病の成因(健康に関する様々な事象の頻度及び分布並びにそれらに影響を与える要因を含む。)及び病態の理解並びに傷病の予防方法並びに医療における診断方法及び治療方法の改善又は有効性の検証を通じて、国民の健康の保持増進又は患者の傷病からの回復若しくは生活の質の向上に資する知識を得ることを目的として実施される研究。