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2021年 病院長年頭挨拶


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 皆さん、明けましておめでとうございます。2020年はコロナに始まりコロナに終わった感がありますが、2021年は復活の年にしていきましょう。


 琉球大学病院の理念は「病める人の立場に立った、質の高い医療を提供するとともに、地域・社会に貢献する優れた医療人を育成する」です。このことを実現するために5つの基本方針を立てています。

 1)生命の尊厳を重んじた人間性豊かな医療の実践

 2)地域の医療・保健・福祉に対する貢献

 3)先端医療技術の開発・応用・評価

 4)専門性及び国際性を備える優れた医療人の育成

 5)働きやすくやりがいのある職場環境の整備


 生命の尊厳を重んじた人間性豊かな医療は病める人の立場に立った医療につながり、地域・社会への貢献は、医療、保健、福祉などの分野で、また人材育成でよって進めることができるでしょう。また、大学病院の使命である高度医療・先進医療・先端医療の開発と実施は、医療安全の充実(質の高い医療の実現)と併行して実現することが必要と考えています。それらのためにも、大学病院が、働きやすく・やりがいのある職場の整備など、これまで取り組んできたことを2021年はさらに充実させていきたいと思います。


 令和2年(2020年)を振り返りますと、病院長のガバナンス体制の確立のため「琉球大学医学部附属病院」から「琉球大学病院」と名称が変更されたこと、病院創立50周年を迎えたこと、1年を通して新型コロナウイルス感染症に取り組んだことが、大きなできごとでした。また、安全管理体制の充実、医療の質を評価する仕組みのスタート、外国人患者への対応の充実、入退院支援の充実、コンサルの導入を含めて経営支援体制の構築など、病院の基礎体力作りにも取り組みました。また、一つ一つは上げませんが、たとえば生体肝移植の開始など、沖縄県の中で琉大病院にしかできないような新たな診療もスタートしています。

 さらに、医師の働き方改革についてはWGを作って積極的に取り組みを開始しています。また、産業倫理審査委員会を設置し、みらいバンクもスタートし、産学連携体制も充実してきました。


 2024年度末へ向けてキャンパス移転関係では、R3年(2021年)度の予算が概算要求で認められ、病院建築についても土地の整備はほぼ終了し、現在、施工業者の入札が行われています。

 令和3年(2021年)は、第4期(2022年~)中期目標・中期計画を策定する時期になります。また、現在の課題であるところの、新型コロナへの対応、医師の働き方改革、経営改善の取り組み、病院機能評価受審などについて、引き続き、積極的に取り組む予定です。

 また、病院移転へ向けては、本格的にハードとソフトの調整などの時期ともなります。これらの多くの課題に取り組むためにも、病院の教職員の一人一人が、個人の成長や働きがいを高め、さらにチームワークを発揮しるような環境作りが重要と考えています。

 皆さんとともに、良い病院を作っていきましょう。今年もよろしくお願いします。

琉球大学病院長
大屋 祐輔