(2)トイレの改善について

 毎年実施する患者満足度調査において“本院に改善してほしいこと”をお聞きしていますが、“トイレの改善”が二番目に多く挙がります(ちなみに一番目は“待ち時間の縮減”です)。
 昨年度の委員会では、この“トイレの改善”を重点的に取り組む事項と位置付け、皆さんからいただいた具体的な要望等を参考に次の改善を行いました。

① 場所が分からない

 各窓口や総合案内において「トイレはどこ?」と尋ねられることが多く、また「誤って男子(女子)トイレに入ってしまった」といった報告を度々いただいておりました。
 右図のように、案内板を設置し、場所やトイレの機能を分かりやすく表示するようにしました。
場所が分からない

開閉・施錠が容易な扉に改修(各階の中央トイレ)

開閉・施錠が容易な扉に改修(各階の中央トイレ)

② 車イス用個室が使いづらい

 車イスを利用される方にとって、開閉しづらいドア(ジャバラ式)となっていました。また、照明や洗浄スイッチをセンサー式にしました。

③ 和式から洋式へ

 車イス利用者や杖歩行者の多い1階整形外科外来/リハビリテーション部前のトイレを、和式から洋式へ改修しました。

④ オストメイト対応設備の導入

 これまで、本院の外来にはなかったオストメイト(人工肛門や膀胱を造設された方)に対応した設備を、1階身障者用トイレに整備しました。
 また、身障者用トイレにも案内板を設置し、場所やトイレの機能を分かりやすく表示しています。
オストメイト設備の導入(1 階 身障者用トイレ)

オストメイト設備の導入(1 階 身障者用トイレ)


 このように本院では、来院される皆さんのお気持ちに配慮し、期待に応えられるような取り組みを推進しています。改善してほしいことやお気づきの点がございましたら、外来待合ホールの窓口にお知らせいただくか、院内各所に意見箱を設置していますので、どうぞご遠慮なくご投函ください。
 今後も“患者さんに優しい病院”を目指して努力して参ります。