「高校生医療者体験」「KID’S SIM」を開催しました

 沖縄県の支援を受けて本学構内に設置されたおきなわクリニカルシミュレーションセンターでは、沖縄県で医療を受ける皆様がより安全で高度な処置を受けられるように、医療現場を再現した部屋や人形などを使った教育(シミュレーション教育)を提供しています。県内全域の医療系の学生から専門医に至るまで幅広い学習段階と職種の方々を対象としています。当センターでは子どもたちに医療と琉球大学をより身近に感じてもらうために、開設以来毎年小学生および高校生を対象とした体験イベントを開催して参りました。2016年は12月22日に高校生向け「医療者体験」、12月26日に小学生向け「Kid’s Sim」を開催し、それぞれ30名ずつの参加者が集まりました。
 高校生は、「診察体験」「手術体験」「救急救命体験」の3つのブースを回って、聴診器などの診察道具を使ってみる、手術器具を触ったり手術のトレーニングをしたりする、心肺蘇生をやってみる、などの体験をしました。
 小学生は、体の機能のうち「たべる」「どきどきする」「いきをする」「うまれる」の4つについて、体内の構造模型やバーチャルリアリティ技術を用いた再現装置で視覚、聴覚、触覚で体験しました。学校でまだ習っていない内容もあったと思いますがみんな一生懸命取り組んでいました。

栄養管理部の取り組みをご紹介します

 年末年始は、冬至・クリスマス・年越し・お正月と多くの行事があり、心躍る季節です。栄養管理部では、入院されている患者さんに食事で季節感を味わっていただこうと、取り組みを行っています。
クリスマスの夕食は、骨付きチキンにチャップ花の飾りつけを行い、ケーキとクリスマスカードを添えました。カロリー制限のある方にも、低カロリー手作りケーキ(80kcal)と作り方のレシピカードを添えました。小児科の配膳車は、クリスマスバージョンに変身です!
元旦の夕食は、1日でも早い御快復を願い、おせち料理を朱塗りの器(重箱)に盛り付けました。朱色は、災厄を除け生命力を高めるなどの意味がある色です。重箱は、「良いことが重なりますように」と願いが込められています。
今年も、患者さんが食べることが楽しみ!食べて元気に!なれるような給食づくりを、栄養管理部一同頑張ります。