琉大病院HOTLINE
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  琉球大学医学部附属病院の眼科はただの眼科ではありません。皆さんは眼科というと1人の眼科医が小さい眼球を診て何でもかんでも手術するイメージを持っているかもしれません。しかし、実はこの小さい眼はさらに幾つかの部分に細分化され、分野化されています。当科ではそれぞれに専門医が診療グループを作って毎日の眼科診療にあたっていますが、ご存知の方はそう多くないと思います。 附属病院では研修医(眼科専門医志向者)がまず初診で来院する患者を診察します。その後、教授、講師などのそれぞれの分野の専門医がそれらの患者をそれぞれの専門医の目で診察し、さらに専門グループに割り振って最終的に診療を行っています。特に、初診の患者に時間がかかるのはこのシステムで行っているからです(その日の内に何人もの先生に診てもらえる利点があります)。では幾つの専門グループがあるかご存知ですか。眼は解剖学的に角膜、水晶体、硝子体、網膜、視神経と連続しています。まず角膜・外眼部グループは角膜移植、角膜感染症、ブドウ膜炎などを専門としており、濁って見えなくなった角膜の透明維持のために診療しています。水晶体は60歳を越えると白内障が始まり、80歳前後には多くの患者が白内障手術を行います。当院の全ての眼科専門医は優れた白内障手術の外科医です。また白内障手術は手術機器の進歩と、人工水晶体の進歩により99%の成功率を誇りますが、より一層の安全性と、視力の質の向上を目指して常に新しい手術機器の導入と周辺機器の購入を行い、安全確実をモットーに診療を行っています。緑内障は日本における中途失明の第1番目の疾患です。当院は沖縄県のみならず、これまで内地の緑内障専門医を受診していた多くの患者が緑内障グループでの診療を受けるようになってきました。点眼を中心とした内科的治療、レーザー治療、さらに的確な手術治療を行い、失明を予防し、また多くの先進の検査・診断機器を導入し、日本のみならず国際的なレベルでの診療を行っています。網膜・硝子体グループは眼科手術のスペシャリストの集団です。当院には現在4名の眼科専門医資格を有する網膜・硝子体の専門医が活躍しております。このグループの手術件数は沖縄県のみならず、日本全国の同規模の施設における手術件数と手術成績においてトップレベルを維持しております。他に小児眼科グループ、網膜黄斑グループ、眼形成(腫瘍)グループなどそれぞれ活躍しています。教室の方針で全ての医局員は国内・国際学会に参加し、常に新しい知識・技術の修得に熱心に取り組んでいます。今後一層沖縄県の眼科医療に貢献しますのでご協力下さい。

 
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