眼科専門医は、眼科学に関する知識と治療技術が十分であることを日本眼科学会が認定した眼科医のことです。眼科学の進歩に応じて、眼科医の知識と医療技術を高め、すぐれた眼科医の養成と生涯にわたる研さんを図ることにより、国民医療に貢献することを目的としています。
　眼科臨床に必要な知識、診断能力、検査に関する技能の習得が要求され、特に技能の習得については、関与する眼科手術100例以上かつ学会が規定する施設において、5年以上眼科臨床を研修するか、あるいは卒後臨床研修を含め6年以上の臨床経験を有する必要があります。さらに合格率70%前後の専門医認定試験に合格しなければなりません。専門医資格は5年ごとに更新が必要です。
　現在、琉大病院眼科は研修病院として学会の認定をうけており、多くの眼科専門医を輩出しています。また、沖縄県に在籍する専門医87名中19名が専門性の高い診療をおこなっています。