就任の挨拶 和田直樹 病理診断科長病理診断を通して、患者さんの治療や医療の質の向上に貢献致します

 琉球大学病院病理診断科長を拝命致しました和田直樹(わだなおき)と申します。
 2020年NHK大河ドラマのメインキャスト中で最年少の国民的人気若手女優、芦田愛菜さん(明智光秀の愛娘、のちの細川ガラシャ、たま役)が病理医に将来なりたいとテレビで語って下さったのは2017年でした。また、現在、病理医を題材にした漫画が連載中であることをご存知の方もいらっしゃると思います。
 近年、国民的人気若手女優や漫画のおかげもあり、病理医が少しずつ世間の皆様に知られるようになってまいりました。病理医は、顕微鏡をパートナーとして、主に組織診断・細胞診断を行う仕事です。医学部6回生の時、その仕事にやりがいがあるという確信をもって病理医を志しました。大阪市立大学を卒業後、一貫して病理医としての道を大学(大阪大学・大阪市立大学)および大学の主要関連病院で歩んでまいりました。そして、このたび、一貫して病理医として歩んでまいりました経験を琉球大学病院で活かす機会を戴きました。学生時代、この仕事にやりがいがあるという確信をもって病理医を志した気持ちは今でも全く変わっておりません。むしろ、その気持ちは強まっております。
 病理診断は、治療方針の決定や手術の妥当性の評価など、医療の根幹に関わる医行為であり、的確な病理診断は様々な疾患の治療の基本となります。病理診断を通して、患者さんの治療や医療の質の向上に貢献致します。どうぞ宜しくお願い致します。

就任の挨拶 古川浩二郎 第二外科長全国トップレベルの心臓・血管・肺の外科治療・カテーテル治療を提供して参ります!

 2020年9月1日付けで胸部心臓血管外科(第二外科)教授を拝命しました古川浩二郎と申します。どうぞよろしくお願い致します。
 私は、1988年に佐賀医科大学を卒業し、主に心臓血管外科を専門に診療に当たって参りました。心臓大血管手術全般を行っていますが、特に弁膜症に対する人工弁を使わない形成術(修理)や大動脈疾患に対する人工血管置換術を得意にしております。また、当科においては弁膜症に対するカテーテル治療・大動脈瘤に対するステントグラフト治療・人工心臓治療・下肢の血管疾患に対する治療・肺癌に対する胸腔鏡手術など、それぞれの領域でのエキスパートが揃っています。したがってすべての胸部心臓血管疾患に対して安心・安全かつ最先端の治療を提供することができます。また、お一人一人の患者さんに対してベストな治療を提供するべく、多職種(内科医・外科医・看護師・臨床工学技士・理学療法士)のチーム医療を実践しています。
 昨今は、高齢の方や糖尿病をはじめ併存疾患をかかえる患者さんが多く、多分野の専門家の協力なくしては上記の治療を達成することはできません。琉球大学病院では当科だけでなくすべての診療科にそれぞれの専門家がおり、すべての英知を結集して診療を行っていることが大学病院の強みであると思います。
 今後もスタッフ一同、チーム一丸となり全国トップレベルの心臓・血管・肺の外科治療・カテーテル治療を提供して参ります。お気軽にご相談下さい。