今年の5月から琉大病院に障害者歯科センターが開設されました。当センターは本院の各科（内科、小児科、麻酔科、精神科、歯科口腔外科等）が連携・協力して、重度心身障害者（以下、障害者）に“いつでも安心・安全で高度な歯科治療”を提供するために設置されました。
　障害者の歯科治療は、一般に鎮静化で行われることが多いため、これまでは、県歯科医師会と県が重度心身障害児・（者）全身麻酔下歯科治療事業として6月、11月の2か月間に限って行われてきました。しかし、現状では治療を受ける期間が短いため充分な治療機会が少なく、患者や家族から“いつでも、どこでも、安心・安全に治療を受けられる環境づくり”が要望されております。そのような願いに応えるために当センターは開設されました。
　さらに、“いつでも、何処でも”治療が受けられるように琉大病院歯科口腔外科と関連がある県内7総合病院と連携を取り、「いつでも、何処でも、安心・安全な歯科治療の提供」を目指していくつもりであります。