琉大病院HOTLINE
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高気圧治療部のご紹介
井上治先生  高気圧治療(高気圧酸素療法)とは、チャンバーと呼ばれる治療装置に入ることにより、私たちが生活している空気環境の3倍近くの気圧で大量の酸素を血液に溶かし込む一種の酸素療法です。最近は酸素バーとか1.3気圧でリフレッシュする装置などが宣伝されていますが医療とはかけ離れたものです。
 
   チャンバー内では椅子に座って、あるいはベッドで寝ながらマスクから純酸素を通常、1日1回90分間吸入する非侵襲的(痛くない)治療ですが、耳抜き(耳管通気)が出来なければ鼓膜切開などが10人中1、2人に必要となります。初めての方は医療スタッフがチャンバー内に一緒に入り、耳抜きの要領などをお教えしますので心配はありません。もともとチャンバーは減圧症(潜水病)の治療を目的として導入されましたが、高気圧治療は、おもに全身性あるいは局所的な低酸素状態に起因する様々な疾患が適応となります。ショック(致命的な血圧低下)や一酸化炭素中毒などの全身性酸欠状態には救急救命的な意義があり、外傷や術後の血行障害や糖尿病の足部壊疽など局所的酸欠状態にも効果が認められています。また高気圧治療はガス壊疽や骨髄炎などの重症感染症に行われて来ましたが、最近では抗生剤の効かなくなった耐性菌感染の切り札として重要になっています。また高気圧酸素は傷を早く治すことから、スポーツ外傷から熱傷(やけど)や骨折まで適応とされています。さらに高気圧治療を放射線照射の直前に行うと脳腫瘍に対し著明な効果があり、膀胱出血や腸閉塞などの放射線障害の改善にも有効であることをわれわれも報告しています。高気圧治療を勧められたがどう言うものか知りたい、自分の病気が高気圧治療で良くなるかどうか知りたい方は、895-1338(直通)まで遠慮無くお問い合わせ下さい。
エレベーターをリニューアルしています
   本院では、毎月エレベーターの点検を実施し、未然に不具合等を修理してきましたが、エレベーターを設置してから20数年が経過して、制御盤及び巻き揚げ装置など老朽化が著しくなり、故障回数も増加してきました。
 そこで、附属病院内のエレベーターを平成18年度から2年度に渡り、各種安全装置の取付、車いす対応、制御盤及び巻き揚げ装置取替、かご内の模様替えを行い、エレベーター利用者の安心、安全を確保するためにリニューアル工事を実施しています。一部は、平成18年度に実施しました。
 今年度も、残りのエレベーターのリニューアル工事を実施します。
 リニューアル工事中は、利用者の皆様に不便をお掛けしますが、何卒ご理解の上ご協力をお願いいたします。
 附属病院では、今後とも「安心・安全」を確保するために努力いたします。
 
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