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病院には、かぜ、インフルエンザ、あるいは結核など、様々な感染症を持った方が受診されます。病院の外来での待ち時間に、病院を受診した理由以外の病気にかかる危険性があるのです。さらに最近では、様々な耐性菌による病院内感染も問題となっています。
感染制御医師の役割は、感染管理看護師(Infection Control Nurse)と二人三脚で、病院の中で日々発生する感染症の伝播を予防することにあります。琉球大学医学部附属病院には、専任の感染管理看護師が配置され、感染制御医師の資格を有する臨床医を多数擁しています。これら医師、看護師のみならず、様々な職種のスタッフが感染対策チームを構成しており、縁の下の力持ちとして、皆様を病院内における感染症から守っています。
さて感染制御医師から、皆様へのアドバイスです。まず病院を受診する際には、必ずマスクを用意しておきましょう。マスクがなければハンカチでも十分その役割を果たします。特に、咳のある時に病院を受診する際には、必ずマスクを着用してください(病院内にマスクの自動販売機も設置してあります)。また日常生活の中で手洗いの習慣をつけることも重要です。
感染症はだれでも罹る可能性がある点で、きわめて身近な疾患です。現在、鳥インフルエンザの大流行が危惧されていますが、インフルエンザのワクチンを接種することも重要な感染対策です。日常生活の中での感染予防の習慣を付けることが、感染症から自分の体を守るために重要な点です。 |
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