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水虫とは虫という名前がついていますが、6本足がついている昆虫ではなく皮膚真菌症による感染症(いわるゆるカビの一種)です。医学的な名称では白癬症といいます。ある調査によると全国には2500万人の足白癬患者が存在しているといわれており、まさに日本人の6人に1人は水虫患者ということになります。
症状は様々な症状があります。例えば趾間に出てきているときは発赤、ときに水疱やびらん(皮がむけた状態)をおこすことがあります。足底の場合にはかゆみの強い小さい水疱が広がって、水疱が乾燥すると褐色やあめ色の斑になり、さらに輪状のがさがさした皮になります。また皮膚の角質(いわゆる皮)が厚くなることもあり、この場合かゆみを自覚しないこともあるため自分が水虫と気づかない人も多いです。 |
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水虫(白癬症)の治療には抗真菌剤の軟膏を塗布することが必要です。抗真菌剤の種類にはローション(液)や軟膏やクリームなどがあります。一般的にはクリームを使用することが多いですが、水虫の状態によってそれぞれ使い分けが必要になります。
それぞれの使用感(いわゆるサラサラとした感じ)はローション、クリーム、軟膏の順でよくなります。そのため市販の抗真菌剤ではローションタイプがよく売られています。逆に皮膚への刺激感はローション、クリーム、軟膏の順に強いです。そのため、びらんになることが多い趾間の水虫などにローションをつけると、とても刺激が強くかぶれることがあるため注意が必要です。
白癬菌は裸足になりやすい場所(水虫患者がいる家庭、スイミングプール、共同浴場など)に高率に存在しているという報告があります。水虫菌(白癬菌)が健康な足に付着してもすぐ発症するわけではありませんが、予防として1日1回は足を洗浄して裸足で1時間以上過ごすことなどで付着した菌を著しく減少させる事ができるという報告があります。しかし微小な傷は水虫菌を侵入させやすくするという報告もあるため、垢すりでこするような手荒な洗浄は控えたほうがいいでしょう。 |
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