琉大病院HOTLINE
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光学医療診療部診療教授
(きんじょうふくのり)
金城福則先生

 琉大病院の診療教授に関しては本誌前号に説明されていますが、私も平成17年10月1日付けでご下命を受けました。私の専門は消化器疾患の診断や内科的治療を行うことです。
 現在、私は琉大病院の光学医療診療部(消化器や呼吸器の内視鏡的診断・治療を行う診療部)に所属していますが、第一内科で消化器疾患患者の診療も担当しています。

 大学病院の役割の一つには医学部学生の臨床実習や卒後の基礎研修および専門医育成という教育・研修機関があります。一方、特定機能病院として地域医療に貢献することの重要な役割も担っています。すなわち、琉大病院の指導者は各診療分野において専門医の育成と沖縄県民に高度で質の良い医療を提供する使命感を持つことが要求されます。

 私は日本消化器病学会、日本消化器内視鏡学会、日本大腸肛門病学会、日本消化器がん検診学会、日本感染症学会などの専門医・指導医として琉大病院での前記二つの役割を担ってきました。県内で活躍している多くの消化器領域の専門医を輩出したこと、消化器系癌の早期発見と治療および潰瘍性大腸炎やCrohn病など難治性炎症性腸疾患の診療などが主な内容です。そのことが診療教授のご下命に繋がったと思っています。

 今後も診療教授に相応しく、県内の多くの医療機関と友好で親密な連携をとりつつ、良質な専門医の育成と県民への高度でしかも質の良い先進医療の提供に努めていきたいと願っています。近い将来、琉大病院の内科・外科系も県民にわかりやすいような臓器ごとの診療科編成(消化器内科、呼吸器内科、循環器内科、内分泌内科、血液内科など)が行われるものと思います。そこで、琉大病院には特定機能の総合病院としてすべての分野に一流の専門医が所属し、院内の各分野の親密な連携により県内の医療を支え発展させることが期待されます。

 私は消化器分野の診療教授としての役割を再認識し、その遂行のために精進しますので、皆様どうぞ宜しくお願い申し上げます。

 
 琉大病院で、診療科の長(つまり、「教授」)クラスに相当するほどのトップクラスの臨床能力を持つ助教授、講師クラスの先生のこと。本院には、現在、3人の「診療教授」がいて、「20年以上の豊富な診療・教育のキャリアを持つこと」という厳しい条件をクリアされた方々が推薦委員会で選考されて初めて「診療教授」の称号が付与されます。
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