私は日本消化器病学会、日本消化器内視鏡学会、日本大腸肛門病学会、日本消化器がん検診学会、日本感染症学会などの専門医・指導医として琉大病院での前記二つの役割を担ってきました。県内で活躍している多くの消化器領域の専門医を輩出したこと、消化器系癌の早期発見と治療および潰瘍性大腸炎やCrohn病など難治性炎症性腸疾患の診療などが主な内容です。そのことが診療教授のご下命に繋がったと思っています。
今後も診療教授に相応しく、県内の多くの医療機関と友好で親密な連携をとりつつ、良質な専門医の育成と県民への高度でしかも質の良い先進医療の提供に努めていきたいと願っています。近い将来、琉大病院の内科・外科系も県民にわかりやすいような臓器ごとの診療科編成(消化器内科、呼吸器内科、循環器内科、内分泌内科、血液内科など)が行われるものと思います。そこで、琉大病院には特定機能の総合病院としてすべての分野に一流の専門医が所属し、院内の各分野の親密な連携により県内の医療を支え発展させることが期待されます。
私は消化器分野の診療教授としての役割を再認識し、その遂行のために精進しますので、皆様どうぞ宜しくお願い申し上げます。 |