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 11月から新しいMRI装置が導入されました。すでにご存知とは思いますがMRIの特徴は、磁石(強い磁場)と電波とコンピュータを利用して、体の中の状態を見る装置です。

 実際にMRIの中に入った事のある方は分かると思いますが、狭い筒状の中で、30分近く身動きせず、「コンコン」という太鼓音を我慢して聞いているはずです。

 新しいMRI装置は、頭やお腹の検査で約20分です。以前にくらべると音も静かで、音楽を聴きながら検査が受けられます。5ミリぐらいの小さな脳動脈瘤やガンを見つけることができます。早期発見、早期治療に活躍する装置です。

 コンパクトで開放感があり、閉所恐怖症の方でも、安心して検査が受けられると思います。なによりも放射線ではないので、子供から大人まで繰り返し検査を行っても人体に影響はありませんが、ペースメーカをつけた方は磁場の影響で、正常動作をしなくなる恐れがありますので検査が出来ません。また、ネックレス、指輪等の貴金属類ははずしたうえで、検査を受けるようお願いします。

 もし、おからだで気になることがございましたら、一度は主治医と相談の上、MRI検査を受けてみてはいかがですか。

 


 

 検査部の外来中央採血に来られる患者様からしばしば尋ねられるのは、検査結果の報告までの時間です。検査に要する時間は検査項目数や検査の内容、検査の時間帯によって違います。例えば生化学検査では血液が凝固するまでの時間が10分、血清を遠心分離する時間が10分、測定そのものに15〜20分かかり、単純に計算しても全体で40分程度の時間を必要とします。白血球や赤血球数のカウントは比較的早く、10分程度で済みます。ここでの時間は1検体のみを検査した場合に最小限必要とする時間で、これ以上短縮することはできません。比較的患者様の少ない午後の時間帯は、これに近い時間で検査結果を報告しています。しかし午前中のピーク時には多くの検体を処理するので、この時間に待ち時間が加わり、実際には1時間前後お待ちいただくことになります。極端な異常値がある場合には、さらにその項目のみが再検査に回り、最終的には検査技師の判断で報告しています。

 検査部では診察前検査を前提に検査機器の整備を行い、運用面でも工夫し、できるだけ待ち時間を短縮するよう努力してきました。一方では正確な検査結果を報告するために常に厳しいチェックも行われています。これをクリアした検査結果のみが医師の手元にある画面に表示されます。

 
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