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放射線源交換時被ばく事故レポート#3

平成10年7月3日
琉球大学医学部附属病院長

当病院放射線部における放射線被ばく事故に関するお知らせ(第4報)

1. 沖縄県西原町議会からの抗議について

7月3日午前11時30分から琉球大学本部において西原町議会議長 富春治氏から琉球大学 桂学長に対して以下の内容の抗議決議文が手渡されました。
席上、桂学長の他、小椋病院長、寺島事務局長が同席しました。

以下、抗議決議文より

本事故は周辺地域住民及び西原町内外に大きな不安と衝撃を与えた。今後の安全性確保のために次のことを要請する。

1)隣接自治体と琉球大学との安全協定の締結。

2)通報体制の確立

3)被ばくした職員に対する健康管理

4)原因究明と再発防止

5)安全管理委員会の中に地元行政機関の参加を求める

などの内容でした。

上記の要請に対して病院内での対応を開始しました。

2. 琉球大学学生自治会からの抗議について

7月1日に開催された琉球大学学生自治会の定例大会において、今回の事故に関して特別決議がなされました。その後7月3日午後1時に、同自治会の宮野会長ほか1名が本院病院長室を訪れました。

病院長,事務部長,総務課長が対応にあたり,決議文を受け取り,また本事故を発生させたことに陳謝するとともに,抗議文を真摯に受けとめて要請に応えていくことを約束しました.

抗議内容としては、「本事故を学生や付近住民に公表しなかったことに強い憤りを感ずる。事故の実態に関する調査結果を学生にも公表して欲しい。再発が起こらないよう抜本的な対策を求める」などでした。