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放射線源交換時被ばく事故レポート#1

平成10年7月2日
琉球大学医学部附属病院長

医学部附属病院放射線部における放射線被ばく事故に関するお知らせ(第2報)

当病院で発生した放射線被ばく事故につきまして,皆様にご心配をおかけいたしましたこと誠に申し訳ありません。この事故による放射能漏れは一切ございませんので,ご安心下さい。科学技術庁の検査においても確認されました。

その後の経過をお知らせします。

1) 被ばくした2人の健康状態は被ばく前と変わらず健康であり,線源に触れた手の部分には何の変化もありません。
血液検査の結果,一般的な身体の診察にも問題はなく,精神的にも落ちついています。(7月1日午後6時現在)

2) 科学技術庁による立入検査の結果について

7月1日午後,科学技術庁の係官3人よる立入検査が行われ、およそ次のようなことが述べられました。

  1. 今回の被ばく者の被ばく線量は科学技術庁が先に想定したものよりかなり低いと思われる。
  2. 施設の使用停止などは考えていない。従って故障部分の修理及び点検結果について病院からの報告に基づき検討し、使用を再び開始することなどを考えている。

3) 放射線安全委員会の開催
院内に上記委員会があります。本日の午後0時30分からこの委員会を開催し,今後このような事故が2度と発生しないための方法等を検討する予定であります。