琉大病院HOTLINE
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院内感染対策の指針の紹介
第一内科教授 藤田次郎先生 琉球大学医学部附属病院では、患者さんが安心して治療を受けられるよう、院内感染を防ぐための活動を行っています。当院における院内感染対策を推進するために定められた指針を紹介したいと思います。
 「琉球大学医学部附属病院の院内感染対策の基本的考え方は、感染症診療の全ての場面で患者さん本位の立場で診療にあたるということにある。
 琉球大学医学部附属病院においては、感染症の適切な治療、およびサーベイランスのためには、起炎菌の同定が必須であるという立場で、積極的に検体を提出する。起炎菌が判明すれば、その起炎菌をターゲットとした狭域抗菌薬を選択することで、広域抗菌薬の長期使用を回避し、耐性菌の出現を防止する。さらに附属病院の全職員は、標準予防策に加えて、その感染症の感染経路、および感染経路別感染対策を理解し、その感染症に応じた対策を適切に講じることで、感染の拡大を防止する。すなわち病院内外で発症した感染症を適切に診断・治療し、かつ感染看護と管理を実践し、さらに当該感染症の院内感染対策を適切に講じることにより、患者さん、および職員を感染症から守ること、を基本的考え方とする。」
院内感染パーフェクトマニュアル(図2) 難しい内容で申し訳ありませんが、患者さんにもこの基本的考え方を知っていただきたいと思います。ちなみに感染対策室は病院の3階にあり(図1)、感染対策室員の皆で執筆した「院内感染パーフェクトマニュアル」(図2)は平成20年10月に出版され、全国の医療機関で活用されています。


感染対策室(図1)

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