本年4月より外来化学療法室の専任看護師として配属されました里見雄次と申します。私は、2007年10月〜2008年3月まで、日本看護協会神戸研修センターで、がん化学療法看護認定看護師教育課程を受講し、6月に、がん化学療法看護認定看護師となりました。がん化学療法看護認定看護師は、抗がん剤治療(化学療法)を受けられる患者さんやご家族が安心して治療を開始し、安全に治療が続けられるように、治療の意志決定をサポ−トし、抗がん剤治療による副作用対策や療養生活の指導・相談などを行います。また、院内の看護スタッフに対して、化学療法に関する研修や相談を通して横断的な活動を行い、がん化学療法看護の質向上を図ります。 当院の外来化学療法室は、2005年9月に病院棟2階に開設されました。2007年7月からはベッド数が4床から8床に増床され、最近では1日平均8〜10名の患者さんが通院で治療を行なっています。現在、2名の外来看護師と一緒に「標準治療に沿った化学療法が、安全・確実に行なわれること」、「抗がん剤を安全に取扱うこと」、「抗がん剤の副作用による苦痛を緩和すること」を中心とした看護を行なっています。特に患者さんやご家族の不安や疑問への対応、セルフケア支援に力を入れて取り組んでいます。 |