琉大病院 HOTLINE



	本院を訪れる患者様、ご家族の方々に「ここちよさ」を感じていただけるよう、病院内、建物周辺、玄関等の環境整備に取り組んでいます。　この一貫として、病院棟1階の中庭の整備が完了し、患者様から「安らぎのある庭」とのお言葉を頂きましたのでご紹介いたします。
	まず、西側の放射線病棟側は、日光の当たる時間が短く、花木がなかなか育たないため、試行錯誤を繰り返した結果、竹を植え込みました。これが功を奏し「日本庭園風」でなかなかの風情があります。　その東側は、いつでも花が眺められるように工夫し、年間を通して花が咲く「南国風」の雰囲気になっています。さらに北側の整形外科側は、シダのある「沖縄のやんばるの森」をイメージされるようになっています。　この中庭は、1階のみならず、2階、3階からも眺められ、周辺をぐるりと一周するのも楽しいものです。また、時間内は、自由に散策できますので、新鮮な空気を取り込むのに是非ご利用ください。また、庭園灯も午後１０時まで点灯していますので、入院患者様のために夜間の解放についても検討しています。　この中庭は、毎年、クリスマスの時期にイルミネーションで電飾するのも患者様から喜ばれており、今年も予定しておりますので、楽しみの一つとしていただきたいと思います。

　通院しながら化学療法を受けていらっしゃる患者様に、少しでも快適に治療を受けていただけるよう専用の治療室（外来化学療法室）を設置し、９月１２日より治療を開始しています。この部屋にはベッドが2床、リクライニングチェアーが1台設置されています。それぞれに専用パソコンが付属していますので、テレビの視聴やご自宅からお持ちいただいたDVDやCDを鑑賞しながら治療を受けることができます。
　運営には各科の化学療法に豊富な経験を持つ医師、薬剤師、看護師が関わり、毎週金曜日には早朝カンファレンスを開いて，それぞれの患者様に対して最も適切な化学療法剤投与について、相談しながら治療しています。
　この外来化学療法室には専任の看護師が常勤し、安全かつ快適に治療を受けていただけるよう看護にあたります。また、化学療法剤は薬剤部の安全キャビネットで担当の薬剤師が調合を行っています。
　利用に関しましては、完全予約制となっておりますので、主治医にご相談ください。
増田昌人（第二内科講師、がん治療暫定専門医、臨床腫瘍学会暫定指導医、血液専門医・指導医）