琉大病院HOTLINE
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尿失禁(にょうしっきん)とは、無意識(むいしき)に尿がもれる訴えがある」ことです。尿失禁のタイプには、一般的に次の二つがあります。

1.セキやくしゃみ、おなかに力を入れた瞬間に尿がもれる腹圧性(ふくあつせい)尿失禁
2.尿意を感じてからトイレにたどり着く迄に尿がもれる切迫性(せっぱくせい)尿失禁

ひょっとして、このような症状でお悩みの方がおられませんか?
次のような、勇気を出して私たちの外来を受診して良かったことも聞きました。

○夜尿症(やにょうしょう)30歳女性
 小さいときから夜中、睡眠中におねしょして、落ち込んでいたけど、薬物療法でおねしょが減り明るくなりました。
○間質性膀胱炎(かんしつせいぼうこうえん)
 尿がたまると膀胱が痛くなり、尿量は少なく頻回にトイレに行ってたけど治療で治った。
○尿道狭窄(にょうどうきょうさく)
 おしっこの勢いが以前よりも弱くなっているみたい。尿が出にくいし、スッキリしなかったけど、外来で処置(しょち)を受けて治り尿の勢いも出てきました。
○腹圧性尿失禁 68歳女性
 セキ、クシャミの時やウォーキングしていると尿がもれて大変でした。手術しておなかに力を入れても、もう、もれなくなりお茶会にも参加できて毎日が楽しい。
 
 また、人間ドックを受診された健康な女性224人に面接をしたところ2人に1人は尿失禁を経験し、今でも困っている人も多くいました。
 平成14年から、泌尿器科助教授 菅谷公男(すがやきみお)先生と尿失禁の電話相談をしており、相談件数が毎年増えています。1日3時間で40名ほどの電話相談があり、また治療を受けて治った方から感謝の言葉を新聞によせられたこともありました。
 患者様の中には、いろいろと悩んでから受診される方がおられます。例えば、
・沖縄では治せないと思って、県外で治療したいとある病院に電話したら「通院するのに大変だから沖縄県で手術を受けた方がいいですよ!」と言われ、琉大病院を決めました。
・離島では隣近所に知られるから本島に出てきました。
・琉大病院の新聞記事を読んで自分の症状とピッタリなので受診しました。
 さあ!皆様はいかがでしょうか?
 私たち泌尿器科外来では、尿もれ、排尿障害、いろいろな症状で悩んでおられる方との出会いを大切に、「おもらし」にめげずに頑張る皆様を励まし、その期待に答えるよう努力いたしております。
尿失禁はコントロールできます! まずは勇気を出して泌尿器科を受診しましょう。


(毎週火曜日 泌尿器科外来尿失禁専門看護師 大湾知子)

 


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