栄養管理室のご紹介

 手術部は併任部長と専従副部長、麻酔科併任助手3名の計5名、臨床工学技士2名、診療放射線技師1名、事務補助員1名、看護師28名の大世帯で次のような運営をしております。手術室利用の調整、リスクマネージメント、手術部機器の点検整備や更新、新機器設備品の要求、手術材料の管理、持ち込み物品の管理・規制などです。
 手術室利用の調整は、毎週外科系診療科からの手術申し込みに対し、翌週の手術室割り当てをしたり、超緊急手術には、予定の手術を延期してまでも、すぐに対応するよう手術室の調整をしています。また予定手術がキャンセルになった場合には、その手術室を他の診療科が利用できるように院内の医療情報ネットワークにその情報をいち早く流し、空きの手術室が無いように努力しています。そして毎月OR newsを全診療科に配布して、手術室の利用状況や検討課題を知ってもらっています。現在9つの手術室を緊急手術用、予定手術用とに分けて運営しています。その上に日帰り(短期滞在)手術と手術室に設置してあります結石破砕装置を使用する泌尿器科手術の運営も行っております。
 今年の7月には、約10年ぶりに手術枠の見直しを行いました。過去の実績にもとずいた優先枠の見直しと新たに自由枠として診療科に限定しない枠を5単位設けました。昨年手術部に看護師3名の増員がありましたが、この効果は手術午前・午後単位数の増加(計75単位)と緊急手術の入室時刻の短縮につながり、さらに緊急手術の際にも器械出し看護師が手術終了まで介助に当たることが出来るようになりました。手術が終了しても直ぐに、使用した手術機器の洗浄や破損機器の点検・修理・補強や次の手術のために手術室の清掃と滅菌手術機器の用意をしなくてはいけません。一方大型の手術機器類も直ぐに点検され、次の手術に備えます。これらの作業も手術に伴う業務ですが、看護師、臨床工学技士、手術補助員の職員はテキパキとこなしています。
 リスクマネージメントも、手術部員に徹底されてきております。手術部職員同士で相互に確認作業をしておりますが、更なるリスク防止に励んでおります。
 臨床工学技士は、手術部にあります大型の手術機器、例えば顕微鏡手術装置、移動式透視装置、レーザー手術装置、内視鏡装置、超音波メス、体外循環装置などの保守管理、それら機器の手術時の操作準備に従事しています。現在各診療科が持ち込んでおります大型手術機器を共同使用することによって、保守管理の一本化を計り、各科共通の新型機器の効率的な購入を目指すべく体制作りをしております。今後は鋼製小物類機器も共通使用化の原則で運営すべく検討中であります。
 今年は沖縄に台風が多く来ましたが、緊急手術は台風襲来時でも行えるように体制作りをしておりますし、予定手術でも、手術関係者が揃っていれば、協議の上で手術を許可をしております。
 この様に手術部職員は、毎日が緊張の連続で仕事をしていますが、誰にも誠実で明るい気持ちで接し、皆が協力しあっています。温かみのあるなごやかな雰囲気を醸し出しています。しかし職場では手術着、手術帽子にマスクで、美男美女の容姿を出せません。院内の廊下ですれ違っても分からない方がおられるのが残念です。皆様にアピールする方法を考えていきます。それまでは、手術部主催の年1回の新年会、忘年会に参加して、芸達者な美男美女の職員の演技をどうぞ見に来て下さい。
 今年も終盤期にはいりました。今年中に手術部の在庫物品整備を行うべく作業中です。医療在庫に関しては各診療科の先生方の御協力を得ないと出来ませんので、その節はよろしくお願いします。
手術部は皆に好かれる、開かれた職場、スピードとリズムの職場、溌剌とした活気のある職場を目指しております。色々な方のご意見もお受けしますので、よろしく御協力のほどお願いします。




(手術部長 吉井與志彦)



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