栄養管理室では、入院している患者様のお食事に係わる業務と入院・外来患者様の病気に関する食事療法、
食習慣の改善及び予防に関して、食事の相談をおこなっています。栄養管理室の職員は管理栄養士5名、調理
師25名です。他に給食係の事務職員が2名です。栄養管理室の場所が分からない方も多いのでは? 事務室と厨
房は病院棟1階、栄養相談室は、病院棟3階の郵便局の向かいにあります。
食事については、管理栄養士が病気にあった献立を作成することから始まり、その献立表に基づき食材の発
注、納品、検収を行います。特に食材の納品の際は鮮度、産地、時間等、また冷蔵・冷凍の食材については温
度の測定も行い、新鮮で安心して使用できる食材を納品するよう細心の注意を払います。
食種は、病気に応じて一般治療食(流動食、軟菜食、並食)および特別治療食(糖尿病食、肝臓病食、腎臓
病食など)に分けられます。特別治療食の中にはアレルギー食や低繊維食などの食種もあり、また主食の種類
にはパン、米飯、軟飯、全粥、7分粥、5分粥、3分粥、重湯及び食形態として軟らかく、きざみ、マッシュ、
ミキサーなど多岐にわたっており、全種類を合わせると120〜130種以上にもなります。多くの食種の中から
個々の患者様の食札を見ながら食事を盛付します。その他、行事の際はできるだけご家庭と同じようにお祝い
できるよう食事に工夫をこらします。その一つとしてメッセージカード等も添えています。
つぎに食事の相談は、管理栄養士が個々の患者様及びご家族の皆様と直接話し合いをしながら、その患者様
の病気にあった食事について毎日相談を受けています。また、糖尿病患者様の集団教室も月1回開いておりま
す。集団教室では、食事療法が継続できるようお互いの食事療法の成功例や失敗例を話しあい、情報交換の場
とすることもあります。患者様からの食事に関するご質問、ご相談は、ご遠慮なく栄養管理室までお寄せ下さ
い。
食事をベルトコンベア上で盛付しながら温・冷配膳車におさめるところです
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食材の納品時の検収をしています
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今年の「七夕」のカードです
(小児科病棟の患者様に添えました)
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(栄養管理室)