さわやか行政サービス便り

 本院では、さわやか行政サービス推進の一環として患者様からの投書「希望の声」を設置しています。投書 箱は、外来の1階から3階及び各病棟(4階〜10階)のエレベーターホールに設置しています。患者様の声に迅 速に対応するため、投書は毎週回収し、関連する部署にその都度、改善策について回答を求めます。改善が図 られた事項、対応が難しいものなど、全てに対し回答いたします。回答は、1月分毎に取り纏め、「希望の声 」の回答として外来ホールの医事課掲示板に掲示していますのでご覧下さい。本院について、改善したほうが 良いと思われることやご意見等、また、良かったこと、改善策が図られたことについてのご感想などが寄せら れると職員一同励みになります。これからも患者様の声を生かし、サービス向上に努めてまいります。

「希望の声」の回答の掲示板
「希望の声」の回答の掲示板

次のように改善を図りました。
<事例1>
股関節障害者用の椅子を配置してほしい。リウマチ患者のほとんどが股関節に障害があり、外来ロビーにある腰掛けは、低すぎて1人で座位や立位ができません。整形外科外来にある高さの椅子を、ロビー中央部の一列だけでも設置して下さい。
 改善した事項: 通常の椅子は、40cm〜45cmの高さであり、今回の患者様のご要望を受けて55cmの高さの椅子を特注しました。外来ロビーに4脚、1階と2階の診療科にあわせて6脚配置しました。この高さの椅子は市販されておらず対応が遅れ申し訳ございませんでした。椅子には「この椅子は、股関節に障害のある方のための椅子です。一般の方の使用はご遠慮下さい。」と表示していますので、ご協力をお願いいたします。

<事例2>
障害者専用の駐車場の設置をしてほしい。足が上がらなく、バス利用ができない患者さんのための駐車の認可を何とかしてほしい。タクシー利用では経済的に大変である。
 改善した事項: これまで障害者専用駐車場は、夜間入口の南側に5台分を設置していましたが、駐車場の案内表示がされてなくご不便をおかけしました。今回(平成14年5月)、車椅子専用駐車場の案内板を掲げるとともに、駐車スペースも8台に増やし、病院入口に近いところに移動いたしました。より利用しやすくなると思われます。 


股関節障害患者様の椅子
股関節障害患者様の椅子

(さわやか行政サービス推進委員長 齊藤 厚)

 


私達治験コーディネーター(CRC)
です

 薬剤部に治験管理室を立ち上げ、治験(医薬品としての国の承認を受けるための臨床試験)業務を開始して から5年目になりました。当初、治験コーディネーターは薬剤師1名でしたが、現在、薬剤師2名、看護師1名 の計2名が配置され、治験がスムーズに実施できるよう支援しています。  CRCの役割として、医師に協力して治験業務を補助し、被験者様(治験に協力いただく患者様)には安全に 治験が受けられるようにフォローしています。又、依頼者にはGCP(医薬品の臨床試験の実施の基準)及び実 施計画書を遵守して質の良いデータの提供ができるよう協力しています。具体的な業務としては、

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  1. 被験者様のインフォームドコンセント(医師が治験の内容を説明し同意を得る)の補助説明

  2. 臨床検査データの収集と管理

  3. 治験薬の服薬指導、C症例報告書(CRF)の記入補助と予備点検

  4. モニタリング、監査への対応(直接閲覧の準備)

  5. 関連部署への連絡調整等です。 特に、被験者様に治験について詳しく説明し、開始から終了まで安全に進められるように体 調の変化の把握やお困りの事等の相談を受けて対応に努めています。


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(薬剤部治験管理室)



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