食事療法展を開催して

 当病院では毎年10月15日の開院記念日にあわせて、外来待合室の一角を利用し、入院・外来の患者様、そのご家族の方を対象に正しい食習慣の普及を図ることを目的に「食事療法展」を開催しております。

 16回目となる今年は「主食・主菜・副菜を基本に食事のバランスを」・・・「新食生活指針」というテーマで実施しました。「バランスのとれた食事にするためにはどう組み合わせたら良いか」、「沖縄の食材を用いた伝統食」などをわかりやすく展示しました。患者様やご家族の方から「どうやったら体重が減るかねー」とか「お酒はどれだけ飲めるの?」などの質問に栄養士が対応しました。

 また、体脂肪測定コーナーでは行列ができるほど関心が高く、測定後の結果 をみながら説明を熱心に聞き入っていました。炭酸飲料の砂糖の量 にびっくりしたり、「ご飯も野菜もちゃんと食べないと行けないね」とか、「今まで食べ過ぎていたね」との、声も聞かれるなど、食習慣(食生活)がいかに大事か勉強になったと好評でした。

(栄養管理室 山川房江)


尿失禁看護専門家人材育成

 平成12年度尿失禁看護研修会が9月25日〜27日に、沖縄県内の保健・医療・福祉分野の施設に従事する職員を対象として開催されました。

 尿失禁は社会活動を制限し、閉じこもりによる寝たきりの要因となっております。沖縄県福祉保健部長寿社会対策室では平成7年〜8年にかけて尿失禁の予防教育、尿失禁相談を強化する必要性を認め、このような事業に従事する職員の資質の向上及び技術の確保を図るために研修会を沖縄県看護協会に依託しております。

 講師としては、琉球大学医学部の菅谷公男先生(泌尿器科学教室)、備瀬敏子婦長(皮膚・泌尿器科病棟)、洲鎌則子婦長(精神・神経科病棟)、比嘉元子副婦長(整形外科病棟)、仲村美津枝先生(小児看護学教室)、高良武博先生、植村恵美子先生、大湾知子先生(基礎看護学教室)も担当しました。

 これまでの受講者は300人以上です。尿失禁でお悩みの方は、お一人で悩まずに当院の泌尿器科外来尿失禁相談窓口や最寄りの病院の外来そして介護支援センターなど保健・医療・福祉分野の施設でご相談下さい。

(泌尿器科外来)




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