琉球大学医学部附属病院の沖縄の保健・医療へのかかわりについて
当院は国立琉球大学医学部の附属病院であり、その基本的使命・役割は、医育機関として、医療に携わる人材を育成することにあります。くわえて、当院が沖縄に設置されていることの意義、あるいは目的は、当然なことながら、沖縄の保健・医療に寄与することにあります。
現在までに、保健学科学生約1,600名余、医学科学生約1,300名余が当院において卒前卒後臨床研修を積み、その50〜60%が沖縄の保健・医療の現場で活躍しています。
当院は、国(厚生省)から特定機能病院として承認され、高度にして先進的医療を展開しています。平均外来受診者は約1,000名/日にのぼり、年間230,000名余の人々が受診しており、沖縄住民の5〜6人に一人が受診していることになります。そして、その50〜60%が離島を含む沖縄全地域の医療施設からの紹介患者さんです。病棟600床の平均稼働率は、90〜92%となっています。
近時、医療の現場に向けられる社会の目には、ますます厳しいものがあります。当院では約900名の医療スタッフが24時間体制で対応しておりますが、いろいろと至らないところがあり、ご不満に思われるところが多々あろうかと存じます。皆様方からのご指摘を謙虚に受け止め、よりよい医療サービスが提供できるように努力しております。
よろしくご理解とご協力をいただきますようお願いいたします。
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