専門外来の紹介

高齢内科
第二内科
 高齢内科は高齢者を扱う内科です。
小児科は小児を、高齢内科は高齢者を扱う内科です。小児には小児特有の、高齢者には高齢者特有の病態があ
り、治療があります。

 高齢者の糖尿病は若年者・成人の糖尿病とは異なります。高齢者のバセドウ病は若い人のバセドウ病と症
状・徴候が異なります。

 高齢者の循環器疾患は若い人のそれとは異なります。高齢者の高血圧は若い人の高血圧とは異なります。ま
た高齢者は病気だけでなく、患者様全体として診断・治療することが必要です。沖縄は長寿県です。高齢内科
は皆様の健康を維持する内科です。お気軽に受診ください。

 沖縄は長寿県です。皆様に長寿を!

第三内科
 病院には、お年を召した方が沢山おいでになります。この1年間に当院内科を受診した方は5万名強、その
うち、70歳以上の方は1万1千名弱でした。“ヒトは血管とともに老いる”と申します。年齢が進むにつ
れ、血圧の高い方が増え、動脈硬化が進みます。脳卒中や心筋梗塞を起こしたり、腎臓が悪くなる方も増えて
来ます。

 私共は、高血圧や脳卒中、腎臓病、狭心症、心筋梗塞などの診療を長年にわたって手がけて参りました。こ
れらの予防や治療は、高齢者が健康な毎日を送るために、きわめて大切なことです。高齢内科が開設されまし
た。これを機に、さらに力を尽したいと考えております。

スポーツ医学科
 健康の保持・増進に果たすスポーツの役割についての様々な情報が、種々のメディアを介して広く伝えられ
ています。スポーツについての関心が一段と高まり、子供から中高年者まで多くの人たちがいろいろなスポー
ツに取り組むようになりました。

 しかし一方ではスポーツによる障害、外傷が増加してきていることも事実です。

 この度、この社会的ニーズに応えるべくスポーツ医学科を開設しました。当科では、スポーツを愛するすべ
ての人たちを対象にスポーツによって生じた障害、外傷の診断、治療を行い、スポーツへの早期復帰、さらに
は障害の予防、競技能力の向上と健康の維持増進を目標に診療を行っておりますので、お気軽にご相談下さ
い。整形外科が担当します。

骨粗鬆症(こつそしょうしょう)科
整形外科
 骨粗鬆症とは、骨の主な成分であるリン酸カルシュウム(骨塩)の密度と総量が低下し、骨がもろくなり骨
折し易くなったり、背骨の変形やそれに伴う痛みを主な症状とする疾患群です。

 高齢化社会に向け、自己健康管理の考えが広まったおかげで、骨粗鬆症への関心も高まり、当専門外来でも
月100人近くの人が受診されております。

 骨粗鬆症は高齢者だけの疾患ではなく若年期でも発生し、特に閉経を迎える50代での早期診断、早期加療
が重要です。当科でも患者さんの年齢に見合った骨の健康の維持増進を目的として、最先端の薬物療法や生活
指導を行っております。

産科婦人科
 当科では主に更年期、閉経期女性の骨粗鬆症を担当しています。女性ホルモンには骨量を保つ作用がありま
す。このため閉経期になって卵巣機能が低下し女性ホルモンが出なくなると、骨量も減少してしまいます。ま
た手術で卵巣を摘出した場合も同じことが起こります。これらの場合、骨粗鬆症を予防するためには、エスト
ロゲン(女性ホルモン)補充療法が非常に効果的でよく使われています。

 さらにエストロゲンは骨量を保つだけでなく、更年期症状を軽くしたり、コレステロールを下げるなどの効
果もあります。エストロゲンはそれぞれに合った使い方がありますので、よく相談しながら続けることが大切
です。

 骨粗鬆症が気になる方は一度ご相談下さい。

形成外科
 形成外科とは先天的(生まれつき)、後天的(事故や手術後など)な外表面の異常・変形・醜形を治療する
科です。美容外科も形成外科のなかに含まれることになります。

 形成外科の診療内容は末尾にあげるものが対象になります。治療の多くは保険診療の対象になります。疾患
にもよりますが、18歳未満の方では、治療費のほとんどが公費負担制度の恩恵を受けることができます。詳
しくは保健所で相談なさって下さい。耳鼻咽喉科が担当します。

1 やけど
2 顔面の骨折、傷
3 あざ(ほくろ、あかあざ、しみなど)、刺青
4 外科手術後の変形や傷
5 手足の傷、奇型
6 顔の奇型(唇裂、耳、鼻、目など)
7 乳房や腹部の変形
8 美容外科





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