専門外来の紹介

 当院の専門外来が本年4月からスタートしました。
各専門外来の診療日、担当診療科名などは「琉大病院HOTLINE 第3号」でお知らせしましたし、玄関
ホールにも掲示されています。

 専門外来の中には複数の診療科が担当する専門領域もありますので、それぞれの特徴を御紹介することにし
ました。詳しいことをお知りになりたい方は、総合診療センター受付(内線電話3276)にお問い合わせ下
さいませ。

アレルギー科

第一内科
 現在、日本におけるアレルギー発症人口は人口の3分の1にあたる約4200万人ともいわれております。
現代病のようにいわれるアレルギー疾患ですが、実は紀元前1550年の古代エジプトのものと思われるパピ
ルスには喘息の処方箋が記載されています。
 アレルギー疾患には数多くの種類がありますが、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎、気管支喘息が三大
疾患ともいわれています。

 また、アレルギーを起こす因子(アレルゲン)は一様ではありません。ごく身近な食品や生活環境にある物
質がアレルギーを誘発いたします。一方、こうしたアレルギー疾患の発症機序がしだいに解明されつつありま
すが、現代の「アレルギー社会」は必ずしも改善されていないのが現状です。

 本年度より開設されます第一内科のアレルギー専門外来は主として気管支喘息を中心に診療をおこなってい
く予定です。気管支喘息を含めアレルギー疾患に関連することで御相談をしたい方はお気軽に連絡して下さ
い。(内線電話3276)
皮膚科
 皮膚病でアレルギー外来を開いておりますのは、じんましん、アトピー性皮膚炎や色々なかぶれの患者さんにどうして皮膚病が起こってきたかを明らかにする必要があるからです。これらの病気はただ薬で治療しただけではなかなか治りません。

 なぜこれらの病気が起こってくるかをはっきりさせて、薬で治療をしながらその原因を取り除く必要があります。

 アレルギー外来では患者さんの様子をみながら治療、検査をおこない原因を明らかにしていくようにしております。湿布かぶれやばんそうこうかぶれなどという単純なものでもきちんと検査をして、原因をはっきりさせると、かぶれない湿布薬やばんそうこうを選ぶことができます。皮膚アレルギーをお持ちの患者さんは相談にきて下さい。


マンゴー皮膚炎
マンゴかぶれのテストです。マンゴの   
成分のいくつかに陽性の反応がみられます。
耳鼻咽喉科

 近年、アレルギー疾患の増加がいわれております。
アレルギーとは、それぞれの患者さんの体質に合わない物質(抗原)が原因となって色々な症状をおこす
ものです。

 アレルギー疾患には色々ありますが、当アレルギー外来ではアレルギー性鼻炎を扱っています。

 アレルギー性鼻炎の治療は、抗原を回避する生活指導や薬物治療、抗原に慣れさせて症状を軽くするた
めの、薄めた抗原を少しづつ注射する減感作療法、腫れた粘膜を縮小させる手術療法などがあります。

 当外来は専門外来なので、症状の強い、あるいは治りにくい患者さんを対象に減感作療法やレーザーに
よる手術療法を行っています。

 鼻炎でお困りの方は、当科に御相談してみて下さい。

  





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