院内感染対策活動

 院内感染対策室では、ICD(Infection Control Doctor:感染対策専門医師)5名とICN(Infection Control Nurse:感染対策専門看護婦)3名、感染対策室員並びに事務部職員の協力のもとで、患者様への感染予防ならびに職員の健康管理をめざして下記のような感染対策活動を実施しております。

平成13年度新規採用者と保健学科看護学生実習生のツベルクリン接種
 ICD比嘉太先生を中心に平良政吉郎職員係長と川満朋子学務課主任そして感染対策室員の協力のもと、第一回目問診およびツ反接種:5月21〜22日、判定5月23〜24日、第二回目問診およびツ反接種6月4日〜5日、判定6月6〜7日、午後3時〜4時に採血室において平成13年度新規採用者他(125名)と保健学科看護学実習生(76名)に対して2段階法ツベルクリンの接種と判定を行いました。

感染症の基礎知識:結核について院内教育
 ICD比嘉太先生が平成13年6月22日、午後4時30分〜6時、病院5階会議室において看護職員を対象に感染症の基礎知識、特に結核について講義を担当しました。

B型肝炎ワクチン接種
 副室長佐久川廣先生を中心に平成13年6月26〜28日、血液を取扱う可能性のある医療従事者(医局の技官を含む)549名を対象としてB型肝炎ワクチン接種対象者を決定するためHBs抗原と抗体の検査を行いました。その結果 に基づきB型肝炎ワクチン接種を毎年3月、9月、10月に実施しております。

中心静脈カテーテル関連性血流感染サーベイランス開始
 平成13年5月10〜11日にICN津波浩子副部長、ICD健山正男先生、ICN大湾知子先生の3人が、国立大学医学部附属病院感染対策協議会、感染対策ガイドラインの検討会に参加しました。また5月11〜12日に血流感染サーベイランス研修会にICN上原勝子婦長、佐久川廣美副婦長、津波と大湾が参加しました。そして平成13年7月9日から1週間、42全国国立大学附属病院において一斉に血流感染サーベイランスを実施することになりました。本院ではICN津波浩子副部長を中心に継続して行うため7月2日に第一内科医師42名へ協力依頼と実施説明会を行いました。尚、厚生労働省サーベイランス事業ではICD伊波寛先生とICD健山正男先生が中心に行っています。

手術部におけるスリッパの履き替えの変更
 ICD久田友治先生とICN大湾知子先生を中心に、手術部長古謝景春先生はじめ識名通 子婦長のご協力をいただき平成13年7月9日(月)から手術部におけるスリッパの履き替えの原則を2回から1回へ変更することになりました。ご多忙中、アンケートにご協力いただきました外科系の医師と手術部看護職員の皆様197名に心から感謝申しあげます。

今後の予定として:麻疹ワクチン接種
 室長斎藤厚先生を中心に成人麻疹は重症化になりやすく注意を要することから自然感染の可能性が低い1968年以降に出生した職員を対象に9月以降麻疹の抗体価検査を行い、麻疹ワクチン接種6週間後に抗体価を測定する予定です。

(院内感染対策室)

 




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