平成13年5月25日

     University Hospital University of the Ryukyus          

琉大病院 HOTLINE 第14号

琉球大学医学部附属病院の患者様・職員のための情報誌

新年度に向けて

  平成13年度がスタートしました。当附属病院におきましても、診療科/部、薬剤部、看護部、事務部等々ではそれぞれに人事異動がありました。新たなスタッフでこころを一つにして、当院の改革に努力していただきますようお願いします。すでにご承知のように、当院は、現在、きびしい改革、さらには革命を迫られており、とくに、安全管理と経営改善がその中心課題であることを改めて銘記してください。

 当院では、すでに、安全管理のための組織機構、委員会規程と委員会、診療現場のマニュアル/指針を整備してきましたが、この度提出された「医療事故防止対策に関する最終報告書(案)」(国立大学医学部附属病院長会議・作業部会)に沿って、さらにより確実なものとなるよう検討していく予定です。 さらに、本年度より「安全管理対策室」を設置し、専任のスタッフも配置しました。院内のニアミス・医療事故報告を迅速に集計、解析し、診療現場に効率よくフィードバックできるようになるものと期待されます。スタッフ一人一人が自己の職務を誤りなく遂行するために、それぞれの意識改革、そして、安全管理への意識を高めていただきますようお願いします。

 経営改善につきましては、月間、あるいは、年間の報告にありますように、当院の診療成績は確実に向上してきています。しかし、まだまだ改善、改革すべき多くの課題があります。今後は、抜本的改革を進めるために、経営改善・管理のための専門委員会、経営分析室の設置について検討していく必要があります。

 さて、当附属病院は、築後17年を経過し、全体として、きわめて狭隘な状況となり、先進医療を中心とした最近の医療の進歩、拡大に対応できなくなりつつあります。さらに、この間に、6中央診療施設が認可設置されています。臨床教育、研究のためのスペースはほぼゼロに近い現状です。そこで、現在、当院の中期5カ年将来計画を検討、策定中であります。将来計画委員会を通して、病院全体のスタッフからの意見、希望を聴取してきました。最終的に、平成14年度の概算要求に当院の要求項目として挙げられるように努力しています。

 最後に、現在、当附属病院の広報誌を作成中です。当院の内容を、沖縄のひとびとにわかりやすく紹介するためのものであります。ご期待ください。今年度も、みなさんとともに頑張りたいと思います。よろしくお願いいたします。
                            

(病院長 金澤浩二)


 

事務部長ご挨拶

 平成13年4月1日付で着任しました事務部長の小鍛治(こかじ)です。前任地は山形大学医学部です。3月末、山形を出る時は、折からの大雪に見送られ・・ 新任地はいきなり気温が25度近くと、体温調整に一苦労するとともに、日本列島は南北の距離が非常に長いことをつくづく実感することができました。

 家族を東京に残しての単身赴任です。食事に好き嫌いはありませんが、日本そばが特に好物です。しかし、沖縄はソーキそばで、日本そばとはまったく異なりますが、自然に慣れるよう努力して参りたいと思います。(好き嫌いは無いと言った手前)

 また、アルコール類は清酒が主でしたが、泡盛も以前から時々口にしていて、今では久米仙を自宅で毎日飲んでいます。

 一人暮らしは山形3年間に引き続き4年目に入りますが、健康には十分留意して琉大医学部附属病院のため全力をそそぐ所存です。

 さて、大学病院は今、国民から非常に厳しい目で見られています。信頼される病院、親しまれる病院として地域の方々から今まで以上に認められるよう病院運営の面から頑張らせていただきますので、どうぞ宜しくお願いします。
                                     

 

(事務部長小鍛治和夫)





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