琉球大学病院における院内感染対策について

 

 琉球大学病院における院内感染対策に関して、平成12年度の研修医(51名)を対象に、臨床講義棟2階にて平成12年5月15日(月)午後2時から3時まで、オリエンテーションを行ないました。内容は下記のとおりです。

    1. 院内感染対策組織と業務について(齋藤 厚)
    2. 針刺し事故について(佐久川廣・健山正男)
    3. 院内感染調査について(大湾知子・比嘉 太)
    4. 感染性廃棄物処理について(上原勝子・津波浩子)

 院内感染対策室には、齋藤 厚室長をはじめ感染対策活動を行なう医師(3名)と看護婦(3名)がおります。院内ではICD(Infection Control Doctor)とICN(Infection Control Nurse)と呼んでいます。 今年新たに久田友治先生がICDに任命されました。

 全員兼任で行なっています。今後も院内感染対策に努めますので宜しくお願いいたします。

(院内感染対策室 内線:3380)




感染対策専門看護婦としての米国研修

 文部省在外研究員として、米国アトランタのエモリ−大学とグラディー病院、CDC(疾病管理予防センター)で感染対策サーベイランスや医療経済について本年3月〜4月の2ヶ月間学ぶことができ、文部省並びに当職員の皆様に心から感謝申し上げます。特に看護職員や基礎看護学教室員には看護学生への実習指導に多大なご協力を頂きありがとうございました。

 お陰様で私は、Dr. Henry M. Blumberg(臨床疫学者)やMrs. Nancy White(感染対策専門看護婦)から安心してご指導を頂き、米国の民家に住み、バス通 勤で住民の生活習慣、衣・食・住の文化に触れ、豊かな合理的思考、人類愛、多民族で英語以外の言葉に触れる環境にも恵まれました。

 平成8年には日本環境感染学会(斎藤 厚教授開催)から海外派遣を受けて1ヶ月間シカゴのGina Pugliese女史から感染対策専門看護婦(ICN)の役割について学びました。平成10年には当院のICN(津波浩子副看護部長、上原勝子婦長)と一緒にGina女史とサンアントニオのAnn Hardee女史のいるロチェスター大学看護学部を訪問しました。

 この経験を大切に患者さんへの快適な入院環境づくりと院内感染対策、そして看護学生への実習・教育・研究の指導に一層努力いたす気持ちで一杯です。今後も米国の病院と当院の看護職員の国際交流を予定しています。希望者は下記までご連絡ください。

(琉球大学病院 感染対策室・保健学科基礎看護学 教室 連絡先:895-1261 大湾知子)

 





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