平成12年1月20日

     University of the Ryukyus University Hospital          

琉大病院 HOTLINE 第6号

琉球大学医学部附属病院の患者様・職員のための情報誌



新年にあたって

 明けましておめでとうございます。
 今年が皆様にとって良い年でありますよう心から祈念いたします。

 ところで、昨年末から本年初頭まで、いわゆる「コンピュータ西暦2000年問題」で職員の皆様には危機管理の作業に1年以上にわたって取り組んでいただきありがとうございました。厳重警戒日となった12月31日から1月1日までの間には、多くの職員に出勤していただきました。患者・家族の皆様には御心配をおかけしました。しかし、当琉大病院では問題は発生せず、安堵しているところです。御苦労様でした。御協力ありがとうございました。この件で作成した危険管理計画書、各種の対策があったからこそ、障害の発生を防止できたと同時に、これらは当院の今後の危機管理に大いに役立つものと確信しております。

 「2000年問題」を無事に乗り切ることができましたので、これに自信を得て今年の課題に取り組むことができます。まず、7月下旬に開かれる九州・沖縄サミットに関連して当院は、拠点救急医療機関として指定されており、その期待に応える必要があります。周産母子センターが昨年4月1日に国から認められスタッフは整備されましたが、センターの目的を十分に発揮する施設を作らなければなりません。平成12年度の概算要求で要望しておりました「病理部」の新設が認められるとの内示がありました。当院における病理組織検査、細胞診検査や病理解剖の充実・強化が期待されています。救急部の活性化は年々、着々と進んでいますが、本年1月から新たに武田多一助教授を迎えました。教官層が一層充実することになりますが、これに伴い、研修医の研修もさらに積極的に受け入れたいと考えています。総合診療センターが昨年4月1日に発足しました。本年の4月からはプライマリケア専門医をスタッフに加え、総合診療センターの充実・強化を計りたいと考えております。救急部と総合診療センターの充実は、当院の基本理念と目標に沿ったものであり、地域に対するさらなる貢献に寄与できると信じます。

 当院が、与儀地区から現在地に移転してから15年以上が経過しました。この間、多くの中央診療施設等が設置されましたが、病院の建物の増築は基本的にはされておらず狭隘となっており、皆様に多大の御不便をおかけしております。
この現状を何とか解決する必要があり、そのための各種の準備を積極的に行う年になるかと思います。
職員・患者様の御協力と御支援をよろしくお願い申し上げます。

病院長 小椋 力



本院で今年開催する主な会議

(1) 2月 3日(木)〜4日(金) 平成11年度第3回九州地区国立大学病院看護部長会議
(2) 2月22日(火) 第11回国立大学医学部附属病院血液浄化部門連絡協議会
(3) 5月 5日(火) 第38回全国国立大学臨床衛生検査技師会総会
(4)11月(予定) 国立14大学病院長会議



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