第二内科

~総合内科医の視点で すべての
 患者さんに健康長寿を届けたい!~

 琉球大学医学部附属病院に通院中あるいは入院中の皆様、琉球大学医学部附属病院職員の皆様、沖縄県の医療関係者の皆様におかれましては平素より第二内科を御引立て戴き、診療・教育・研究の各分野で大変御世話になっておりますことを心より御礼申し上げます。

 

 当科では内分泌代謝疾患・血液疾患・膠原病リウマチ疾患の3分野を担当しており、糖尿病、副 腎・脳下垂体疾患、甲状腺・副甲状腺疾患、骨粗鬆症などの内分泌・加齢性疾患、重症の肥満症や脂質異常症、高尿酸血症(痛風)などの代謝疾患、白血病や悪性リンパ腫、多発性骨髄腫などの血液疾患、関節リウマチなどの膠原病、血管炎、自己炎症症候群、線維筋痛症などの膠原病リウマチ性疾患の診療に従事しています。
 当科が担当している3領域の共通点は、新薬が凄まじいスピードで登場し、病態解明や新しい治療法が目覚ましい進歩を遂げていること、また、病変や症状が全身に及ぶため、総合内科の視点で全身を診ることが不可欠であるという点です。日進月歩で進化している内科診療の最先端を教室員全体で共有化し、実践することによって総合内科医としてのセンスや考え方を身に着け、“すべての患者さんに健康長寿を届けたい!”と願いながら日々、仕事を進めています。月曜日の午後に行っている病棟の総回診では4時間半をかけて診療スタッフ全員で40名の入院患者さんを御訪ねし、質の高い診療と快適な患者サービスを提供できるよう、たゆまぬ工夫と改善を積み重ねています。
 “伸びる組織”には、構成員の平均年齢が若いこと、研究開発投資に力を入れていること、女性スタッフを積極的に登用していること、という3つの共通点があるそうです。当科の特徴として、琉球大学医学部附属病院の診療科の中でも医師スタッフの平均年齢の若さが1、2を競うハイ・レベルであること(教員スタッフの平均年齢ですら37歳未満)、医学研究を深めることを通して、より良い先進医療を実践しようと心掛けていること、そして、“女性医師が輝く職場”を目指していることが挙げられます。例えば、血液内科グループでは医師8名中の5名を女性が占め、おおいに活躍してくれています。医学部学生の半数が女性という時代を迎え、生涯持続力を持って輝き続ける女性医師の能力を最大限に引き出すことは日本・沖縄の未来医療を発展させる鍵を握っています。当科には医師のキャリアと女性としての幸せを立派に両立して活躍している女性医師がたくさん居ますので女性研修医や女子医学生の皆さんにも御薦めの診療科です。また、当科ではスタッフ間の家族ぐるみの交流と絆、病棟・外来の看護師さん、栄養士さん、薬剤師さんとのチームワークをとても大切にしており、新人歓迎会や忘年会などの行事の際には教室スタッフの御子様や奥様方、多職種の医療スタッフ、同門会のOB・OGの先生方が多数、参加して下さいます。今後とも末永く、第二内科をどうぞ宜しく御願い申し上げます。