現在、琉大病院の病院長補佐を務めております村山です。私の担当は、診療に関わる諸々の業務で、診療委員長、倫理審査委員長、医療福祉支援センター長などを務めております。本来は、放射線科長です。今回は、これらの業務の中でも医療福祉支援センターの話をしたいと思います。
　皆さん、シエントって知っていますか？車の名前ではありません。医療福祉支援センターのニックネームで、病院職員の公募で選ばれた名前です。外来入口から右側に小さな部屋がありますが、そこが活動の場です（写真）。何をする部署かと申しますと、一言で申し上げれば、患者さんの相談窓口です。皆様が、医療に関して疑問があったり、自分の御病気のことで心配事があったりした場合、内容によっては、病院の先生方に直接聞きにくいことがありませんか？たとえば、医療費のこととか、他の病院で診てもらったけど、何となく不安であるとか。このようなよろず相談所がシエントです。誰が対応しているかと申しますと、専属のソーシャルワーカー（専門相談員）４名と看護師2名です。もちろん、先ほど申し上げた小部屋に全員がいるわけではありませんが、受付の仲与志さんとこれらの専門職の誰かが常駐しています。また、直接ではなくて、電話での対応も行っています。電話番号は098-895-1359です。よろず相談所ですので、仕事内容は多岐にわたるわけですが、今日は、皆様に宣伝も兼ねて、外来新患予約システムの話をさせてもらいます。
　琉大病院は高度な医療を提供できる施設ですので、他施設からの紹介患者さんが６割以上の病院です。皆様が他の病院や診療所で診断や治療を受け、その先生方が、｢この病気は琉大病院で診てもらった方がいい｣と考えた場合、今までは、皆様は病気の内容を書いてもらった添書を持ち、直接琉大病院を受診されていたかと思います。ただ、直接来られた場合、待ち時間が非常に長くなり御迷惑をおかけしております。この待ち時間に対処するために、この2月から外来新患の予約システムを稼働させています。皆様が他の病院の先生から琉大病院に行って下さいと言われた際は、先生に予約の電話を入れてもらって下さい。 そうすれば、シエントで各診療科に連絡し、何月何日の何時に○○先生の外来といった具合に予約を入れます。待ち時間の短縮になりますので、是非ご利用ください。混乱を防ぐため皆様からの直接のご予約はご遠慮願っております。なお、稲福医師が第38号のホットラインに図入りで説明していますので、こちらもご参照下さい。