琉大病院HOTLINE
第 37 号

平成20年10月30日
発行
附属病院広報委員会

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須加原一博病院長 明るく、満足感の得られる病院を目指して
 琉球大学医学部附属病院長 須加原 一博(すがはらかずひろ)

 本年度4月より附属病院長に就任いたしました。瀧下修一前病院長のもとで副病院長として4年間勉強させて頂き、これからの病院経営の厳しさは充分認識しております。副病院長と4名の病院長補佐は、経験豊かで、優秀な方々です。皆さんのご協力、ご支援を得て、県内唯一の特定機能病院として、その使命と役割を果たしたいと考えております。 
 病院の理念と基本方針は病院玄関などに掲示されていると思います。患者さん中心の医療を行う上で、先ず1.働く職場が明るく、楽しいところであり、患者さんにとってはもちろん、職員にとっても満足感の得られる病院でありたいと考えています。大学病院は、医師はもちろん、看護師、技師、事務職員の方々など多くの人々に支えられて成り立っております。患者さんを含めたチーム医療を充実させるため、お互いのコミュニケーションを良くする必要があります。そのコ・メディカルの代表として看護部長に病院長補佐4名の中に入って頂きました。それにより7対1新看護体制のもと、より手厚い、行届いた看護と患者さんはじめ皆さんの声を取り上げ、いろいろ改善を図って頂けるものと期待しております。患者さんからの疑問にも迅速にお答えするよう努めていきます。2.大学病院は、本年2月に厚生労働省より沖縄県の「がん診療連携拠点病院」の指定を受けました。沖縄県におけるがん医療の中心的役割と県全体の質向上のため、地域医療機関と連携して、緩和ケアを含めたがん診療体制を充実・発展させていきたいと考えています。九州全大学による「がんプロフェッショナル養成協議会」にも属しており、専門医や専門看護師などの教育養成にも力を入れていきます。このがん診療連携を中心に、救急災害医療、遠隔医療など県全体の地域医療ネットワークの構築を発展・拡充させ、離島医療や医師不足・偏在の問題解決に繋げていければ、大学病院の活性化にも結びつくものと考えます。3.本年度から医療安全管理体制の強化が強いられます。先端医療を担う上で、医療機器の更新、拡充は医療安全の上からも必須事項です。感染対策を含め医療の質と安全性の向上を図りたいと考えています。4.良質の医療人の育成は、大学の使命です。幸い本年度から専門医を目指す後期臨床研修医が増加しています。高度な専門性と幅広い知識、技術の修得ができるように研修プログラムをさらに充実させていきたいと考えています。5.その他、個人情報の保護強化や全教職員の健康相談(メンタルヘルスケアを含め)、院内託児所の設置なども前向きに検討したいと考えております。いろいろなご意見をお寄せ頂ければ幸いです。よろしくお願いします。

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