高齢化社会の進行と食生活の欧米化に伴い、動脈硬化に起因する疾患の増加が顕著になってきました。内服による治療が困難な状態に対して冠動脈バイパス術、弁置換術、人工血管置換術などの手術が行われますが、近年の疾患は狭心症、心筋梗塞、弁膜症、動脈瘤、動脈閉塞、その複合など、複雑かつ多岐にわたります。それぞれの患者さんの状態に即した手術方法や補助手段を駆使して、より安全で最良の手術治療を行うのです。

　日本胸部外科学会・日本心臓血管外科学会・日本血管外科学会は医療安全の確保の目的で、5年以上の修練を経て外科専門医の認定を受けた後、指定された施設において指導医のもとに、心臓血管手術の術者として50例以上及び第1助手として50例以上の経験という厳しい条件を満たした者に心臓血管外科専門医の資格を与えています。沖縄県内には16人の心臓血管外科専門医がいますが、琉大病院がその基幹施設として専門医の育成に携わり、これまでに多くの専門医を輩出してきました。

　心臓外科領域の疾患は、初期症状が比較的乏しいことから重症になって初めて診断されることが多く、そのため緊急を要する場合が少なくありません。つまり検診におけるレントゲン、エコー及びCT検査などは早期発見において非常に有用となるのです。例えば、大動脈瘤は偶然発見され且つ瘤径がまだ小さい場合、厳重な降圧療法により瘤の拡大を予防し、手術を回避できる可能性があります。動脈硬化危険因子（高血圧、高脂血症、糖尿病など）を有する皆さん、定期的な検診と、疾患が確認された場合、大学病院など心臓血管外科専門医のいる施設での早期の治療をお勧めします。

　8月から本院で出産されるお母様方に元気な赤ちゃんの誕生と健やかな成長を願って、お祝い膳を提供することになりました。

　品数を多く、お祝い膳として豪華さを盛り込んだ献立を和食専門の調理師が腕をふるっています。味付け、メニューもお母様方に喜ばれる 内容にしました。全て完食して頂き喜んでいます。

とてもおいしかったです。 ありがとうございました。（ 30歳）

とてもおいしかったです。 退院前に祝い膳が食べられて良かったです。すごい、アイデアだと思います。（33歳 ）