琉大病院HOTLINE
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地域医療部からのお知らせ
 
西盛栄太(龍旧第額医学部医学科5年)
   ラング君、イチロー君には、今まで講義や教科書でしか知ることができなかった“音”をじっくり勉強させてもらった。実際に補聴器を使用して“音”を聴くことで、診察の臨場感・緊張感を感じ、1つの身体所見から様々な病態を考える訓練にもなり、非常に楽しく学ぶことができた。そのため、参加者全員が夢中になり、当初は2時間位の予定が4時間も利用させていただいた。  
 スキルス・ラボには、眼底や鼓膜を診察するモデル、高齢者体験セット、妊婦体験ジャケットなどもあります。琉大病院以外の医療機関の方にもご利用いただけますので、ご興味があおりの方は御連絡ください(098-895-1331)。
スキルス・ラボ開設!
「スキルス・ラボ」
という言葉、一般の方にはちょっと耳慣れない言葉かもしれません。この数年、医学教 育の分野で、スキル(技術)教育の方法の一つとして注目されるようになりました。医師であれば誰でも身に付けていないといけない基本的なスキル(技術)をトレーニングするための研修スペースをスキルス・ラボと呼びます。地域医療部では、肺や心臓の音が、正常から病気の音までほんものそっくりに聞こえるシミュレータ(模型)を始め、多数の教材を揃えたスキルス・ラボを開設しました。医学生が自主的に勉強したり(写真)、看護師の方たちのセミナーに利用されています。
 右に、スキルス・ラボを利用した医学生に感想を述べてもらいました。
 

リハビリテーション部 障害をもった人が人間らしく生きる権利の回復を....
 『リハビリテーション』という言葉の語源は、re(再び)habilis(適した)という言葉から来ており、その本来の意味は「人間の権利・資格・名誉の回復」という全人格に関わるものです。つまり、障害を持った人が人間らしく生きる権利の回復をチーム医療全体で目指していくものと解釈できます。そのチーム医療の一旦をになっているのが私達リハビリテーション部です。
 高度医療技術による延命が進め一方で、障害を持つ方が急増しリハビリテーションの需要が量的にも質的にも急速に高まっています。リハビリテーションの対象者は全科にわたっており、疾患・障害も多様で幅広い年齢層に及んでいます。
 本院では、昭和49年理学療法部が設置され平成15年4月1日より理学療法部が改組発展しリハビリテーション部となり、医師2名、理学療法士(PT)2名、作業療法士(OT)1名の体制で診療にあたっています。
 では、具体的な当部の診療の流れをご説明いたします。まず各診療科からリハビリ依頼のあった患者様を担当医が診療いたします。治療が必要と判断される場合は専門スタッフへ依頼します。各専門スタッフは患者様に必要なプログラムを作成し、回復に向けて治療および訓練を開始いたします。治療開始後は定期的な診察とミーティングを行いその治療効果の評価や必要に応じて訓練内容の修正を行います。
 次に、理学療法と作業療法の内容について簡単にご紹介いたしましょう。例えば脳卒中の患者様の場合、医師の診断と評価のもとこれからの方針、予定が指示されます。理学療法では段階的に治療をすすめ車椅子から脱却し、立つ、歩くといった基本的な動作能力の回復を援助いたします。作業療法では、上肢機能回復訓練や代償訓練(利き手の交換・自助具の製作等)日常生活に必要な動作訓練を行います。それ以外に骨・関節疾患、神経・筋疾患、小児疾患による障害にも対応しています。又、必要に応じて患者様の状態に合わせた補装具等の検討も行います。最後に、リハビリテーションについてのご相談やご質問があればお気軽にお尋ね下さい。 
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