年頭のあいさつ
新年あけましておめでとうございます。みなさまそれぞれに気持ちを新たにしておられることと存じます。国内外の情勢にはネガティブな面が多いのでありますが、今年こそ嬉しいこと明るいことが多くなってほしいと念じております。
さて、当院における今年の予定または予想される主な事項としましては、まず、この4月から新たに救急医学講座が設置され、現在の救急部がその診療部門となります。すでに臨床薬理学講座が昨年4月からスタートしており、その診療部門も必要となっており、これらへの応対を具体化していかなければなりません。また、周産母子センターは設置後3年目になっておりますが、次年度、この4月以降には現在の産科部門とNICU部門を統一するための増改築が実現するものと予想されます。さらに、現在すでに進行中の医療情報コンピューターシステムのバージョンアップのための更新作業が、いよいよ次年度中には終了し、稼動の運びになるものと思われます。この他にもいろいろありますが、これらの事項とも関連し、もう一つの大きな懸案事項として、診療録を中心とした病歴の管理システムの整備が緊急に必要です。当院の現在の病歴管理状況はあまりにもお粗末といわざるを得ません。医療情報部を中心にこの課題を早急に検討していただくようにお願いしてあります。みなさんのご協力も宜しくお願いします。
国立大学独立行政法人化の方向がいよいよ具体化されてくるものと思われます。ごく単純には、医学部は研究と教育、附属病院は診療ということが重点的に評価されるものと予想されています。沖縄という地にあって、当院の存在価値が何かということが問われることになります。当院の診療内容の特色、独自性、先進性、将来性、地域貢献度などをみんなで前向きに模索し、認識し、明確に提示していくことが求められます。
当院は、みんなの努力をもって、独法化の荒波、荒治療に打ち勝って、存続できるものと信じております。職員のみんさんには、それぞれの意識改革のもとに、宜しくご協力をお願いいたします。
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