日本環境感染学会認定教育施設

 

 平成13年7月1日に当院は、日本環境感染学会より教育施設としての認定証(平成13年7月〜平成18年7月迄)を受けましたのでご報告いたします。

 平成13年から日本環境感染学会は教育施設認定制度を実施しました。その制度は病院感染に関連した知識と実践とを教育および実習することにより、人類の健康と福祉および医療の安全に貢献することを目的としています。教育施設の認定資格は、下記のとおりです。

1.日本環境感染学会員でICDの資格者およびICNが 常勤職員であること。

2.感染対策チームが細菌検査室からの定期的かつ 頻回に分離菌の報告をし、その情報をもとにラウ ンドを行っていること。

3. JNIS(Japanese Nosocomial Infection Surveilance) に準じたサーベイランスが実践できること。

4.教育施設として図書館、剖検室を備え厚生労働 省が定める臨床研修病院の指定基準を満たして いること。

5.感染症とその対策のために定期的に症例検討会 や教育が行われていること。

 

 感染対策活動につきましては、職員の皆様のご支援、 ご協力に心から感謝申し上げます。私たちは、今 後も感染対策活動としての教育環境を整備する よう努力いたしますので、益々の応援を宜しくお 願いいたします。

                (感染対策室)

 

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第24回ハッピーサマーキャンプに参加して

 

  ハッピーサマーキャンプとは、小児糖尿病の子供たちと両親を応援する多くの人々との出会いの場を提供するとともに、明るい自然の中で、患児、医療スタッフ(医師、栄養士、看護婦)、学生ボランティアらが集い、あたたかいふれあいの時を過ごす機会の場です。

 昭和53年から日本糖尿病協会沖縄県支部を中心に毎年開催されています。今年も24回目のサマーキャンプが総勢80名余の参加を得て、去る8月13日(水)〜18日(土)の4日間、玉城少年自然の家で、開催されました。

 このキャンプの目的は、海水浴、ウォークラリー、キャンプファイヤー等、スポーツ、食事のとりかた、各検査の方法、インスリン注射の方法等を実際に経験・体験することを通して、適切な治療がなされていれば普通の健常児となんら変わることなく日常生活を送ることができるという小児糖尿病に対する正しい知識を会得させることにあります。

 キャンプでの栄養士の役割は、小児糖尿病の重要な治療のひとつである食事療法を患児自らが習得し、自己管理ができるように栄養指導を行うことであります。そのため、食事の後に患児とマンツーマンで、低学年は食品の含む栄養素で色分けができるように、又高学年は糖尿病食品交換表を使いながら1日の摂取量の計算ができるように学びます。

 毎年の傾向ですが、キャンプの前半は平均して食事の摂取量は少ないが、私達栄養士は雰囲気作りや食事の重要性など何度も話し指導、説明していくうちに次第に摂取量もよくなり楽しく過ごすことができるように思います。

 又、今年のキャンプでは、参加体験者の発表の場があり、そのなかで小児糖尿病(成人で発症例が少ない)に40代で発症したSさん(特別参加)は発症後食事に関心をもつようになったこと、仕事が忙しく通常の食事時間に食事がとれず苦労した話やインスリン注射をうつのに適当な場所がなくあちこち探しまわったことなどユーモアたっぷりに話してくださいました。

 又、第一回のキャンプに6歳で参加し、現在栄養士として活躍しながら、毎年キャンプにボランティアで参加しているTさんが、生涯の伴侶を見つけた話は特に嬉しいニュースで参加者全員が心から祝福しました。

 来年また一段と成長した子供たちとこのハッピーサマーキャンプで会えることを楽しみにしています。参加者の皆様ありがとうございました。

         (医事課 栄養管理室 山内公香)

 

 

 

 

 



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