去る2月21日・22日・3月2日の3日間にわたり、当院職員による「第1回QCサークル発表会」が開催されました。
　QCとはQuality Contro（l 品質管理）を意味し、QCサークル活動は日本で開発された品質管理活動で世界各国に展開されています。QCサークルは「運営を自主的に行いQCの考え方・手法などを活用して創造性を発揮し自己啓発・相互啓発をはかり活動を進める小グループ」とされ、単なる業務改善ではなく第一線の職場で働く職員が患者さんの視点に立って自主的・継続的に医療サービスや自分たちの仕事等の質の管理・改善を行う活動です。
　昨年6月、医療の質向上委員会でQCサークル活動の導入が決定されました。翌月には多職種で構成された26サークルが結成され、コロナ禍の中で業務と両立しながらサークル活動を進めてきました。活動プロセスや成果等を病院全体で見える化・共有し、お互いにヒントを得る機会として、また、今後の活動へつなげることを趣旨として、会場内は発表者と審査委員、運営スタッフのみ入室し、会場外の職員へはWebによるライブ配信を行いました。
　“楽しむ”をコンセプトに25サークルが発表を行いました。緊張した面持ちながらも随所にユーモアとアイディアがちりばめられた発表が続き、「大変な思いもしたけれど参加して良かった！」とのコメントもありました。質疑応答や審査委員からの講評などもあって盛会のうちに終わりました。
　当院をご利用になる全ての方へ提供する医療や患者サービスの品質保証と質を向上するため職員一同、今後も知恵を絞って取り組んで参ります。