輝くスタッフ紹介1:「聴覚障がい児(者)とそのご家族の支えに」

与座要 言語聴覚士(ST  耳鼻咽喉科で言語聴覚士(ST)として勤務しています与座 要です。当院の言語聴覚士は他にリハビリテーション部と歯科口腔外科にも在籍していますが、耳鼻咽喉科では聴覚・音声・嚥下に関する検査と(リ)ハビリテーションを専門にしていて、主に私は聴覚分野を担当しています。
 聴覚分野の医療や技術は日々進展しており、昔に比べ補聴器の性能も格段に良くなっています。しかし、補聴器を装用しても聞こえに問題のない人と同じように聞こえるわけではなく、呼びかけに気付きにくい場面も多々あり、誤解を生んだり理解されにくい障がいと言われています。特に小児の場合は、情報不足から学力や知識の低下につながり、社会性や情緒面での未熟さから心理面などに大きく影響を及ぼします。そのため、近年 出生後まもなく「新生児聴覚スクリーニング検査」を行い、早期から補聴器を装用し療育を開始する事が多くなっています。沖縄でも、出生早期から補聴器装用や療育を開始した事で地域社会へ参加する機会が増え、保育(教育)や福祉など他職種との連携が重要となってきました。現在 私は県と協力し、連携の中心となるセンターの体制作りに取り組んでいます。センターを立ち上げる事で、本児(人)やご家族を多方面からトータル的に支えていく事が出来ると期待しています。
 今後も私一人では難しくても、医師や他の職種と協力し、聴覚障がい児(者)やご家族が社会との壁を感じる事が少なくなるよう、頑張っていきたいと思います。


輝くスタッフ紹介2:「患者さんに安心・安全な手術看護の提供をめざして」

謝名堂昌人 手術看護認定看護師  こんにちは。手術看護認定看護師の謝名堂昌人です。私が認定看護師としての活動を始めて4年目になりますが、日々スタッフと共に奮闘中です。
 患者さんにとって手術は、大小関わらず身体的・社会的・精神的ストレスや侵襲となります。私たち手術室看護師は、患者さんが安心安全な手術が受けられるよう診療科医師、麻酔科医師、コメディカルスタッフと共にチーム医療を実践しています。更に、手術室での看護にとどまらず、病棟に出向いての術前術後訪問を実施し、患者さんとコミュニケーションを図り、寄り添った看護が実践できるよう取り組んでおります。現在当院では、ハイブリット手術やロボット支援下手術をはじめ様々な高難度医療手術が行われています。昨年度は、手術用手袋のラテックスフリー化に取り組み、患者さんや医療従事者のラテックスアレルギー対策が向上しました。また、新たな術式の確立に取り組むことや新人看護師をはじめ、スタッフ教育に日々努力し、手術看護の質の向上に努めています。 
 今後も、患者さんの安心安全な手術看護の提供を目指して日々、努力したいと思っています。手術看護に関する相談があれば、いつでもお声を掛けて下さい。