「高校生医療者体験」「KID’S SIM」を開催しました

おきなわクリニカルシミュレーションセンター
 沖縄県の支援を受けて本学構内に設置されたおきなわクリニカルシミュレーションセンターでは、沖縄県で医療を受ける皆様がより安全で高度な医療を受けられるように、医療現場を再現した部屋や人形などを使った教育(シミュレーション教育)を提供しています。県内全域の医療を学ぶ学生から、卒後教育に至るまで、幅広い学習段階と職種の方々に活用していただいています。当センターでは子どもたちに医療と琉球大学をより身近に感じてもらうために、開設以来毎年小学生および高校生を対象とした体験イベントを開催して参りました。2018年は8月1日に小学生向けKid’s Sim、8月2日に高校生向け医療者体験を開催し、それぞれ40名、29名の参加者が集まりました。
 小学生は体の機能のうち「たべる」「どきどきする」「いきをする」「うまれる」の4つの学習項目について、体内の構造模型やバーチャルリアリティ技術を用いた再現装置で視覚、聴覚、触覚で体験しました。
 高校生は「診察体験」「心肺蘇生体験」「高機能シミュレーター体験」の3つのブースを回って、聴診器などの診察道具や手術器具を触ったり、心肺蘇生や高度な医療機器を体験したりしました。
小学生向けKid's Sim体験の様子、高校生医療者体験の様子


平成30年度 「第26回ふれあい看護体験」 高校生看護体験の様子

総 務 課
 平成30年7月25日(水)と7月26日(木)に、本院病棟にてふれあい看護体験が行われ、県内の高校から両日併せて68名が参加しました。
 この体験イベントは、「患者さんとのふれあいを通して、看護することや命について理解と関心を深めること」を目的としており、今年で26回目を迎えます。
 当日は、参加時の注意事項の説明及び看護部長からの挨拶のあと、午前中は2〜3名のグループに分かれて各病棟の看護師と一緒にシーツ交換や車椅子での搬送、昼食の配膳などを行いました。午後は高齢者の模擬体験をしました。視覚や聴覚、指先の感覚の違いの中で「歩く」「袋を開ける」等の何気ない動作の困難さを認識し、高齢者に対する理解が深まったようです。
 この体験を通して看護師の仕事に興味を持ち、将来一緒に働ける方がいらっしゃることを願っております。