玄米カフェ

玄米カフェの様子  玄米カフェは、美食と、健康と美容の両立を目指す方のトータルソリューションプロバイダーを目指して平成29年11月に、琉球大学医学部附属病院3階にオープンしました。
 当店の健康と美容の提案の基本は、現代人に不足しがちな微量ミネラルの適正摂取、過剰な糖質の摂取やGI値の高い食事の見直し、適切な運動です。
 飲食事業のリアル店舗で皆様との直接の接点の場を持たせて頂き、美味しい食材の提供のみならず、皆様のダイエットや健康上のお悩みを全力でサポートさせて頂きます。
 是非、美と健康のよろず相談所、玄米カフェにお立ち寄りください。
 玄米カフェの玄米カレーや玄米おにぎりは、精米事業を営むグループ会社が厳選した玄米を、愛情と時間をたっぷりかけて炊き上げた発芽玄米ご飯です。
 是非、玄米カフェの美味しい玄米、食べに来てください!玄米の販売もさせて頂いています。
 玄米カフェでは、海藻など海の生物由来の身体に吸収されやすいミネラルを調理に使用し、皆様の腸内が健やかな環境になって頂くお手伝いをさせて頂いております。
 玄米カフェのカレーは、琉球大学農学部ホサイン教授が開発した「クルクミン」という抗酸化物質が世界一高いウコン「琉大ゴールド」を使用しています。その他のスパイスも沖縄の特性を活かした地産をどんどん取り入れるべくチャレンジしています。

益崎裕章 内分泌代謝・血液・膠原病 内科学講座(第二内科)教授 栄養管理部長

食は人を良くする!
      玄米食を活用して健康長寿を実現しませんか

 琉大病院に玄米カフェがオープンし、好評を戴いていることを大変嬉しく思います。来院される皆様、琉大病院職員の皆様の健康維持・増進に貢献することを期待し、素敵な企画を実現して下さいました病院長の藤田次郎教授をはじめ、関係各位の皆様の御尽力に敬意と感謝を表します。
 私達、第二内科では食のパワーを活用して生活習慣病を予防するというユニークな研究を行っています。その過程で明らかになってきた成果の一つが玄米の持つ優れた肥満改善効果、糖尿病予防効果です。玄米の糠(ぬか)という漢字はコメに健康の康と書きます。一方、コメが白(米)になると粕(カス:何も残っていない!)という漢字が当てられています。玄米の糠の部分には多彩な機能成分が豊富に含まれているのですが、白いお米では、それらが全部失われてしまいます。マウスを用いた私達の研究から、玄米にたっぷり含まれている“ガンマ・オリザノール”という機能成分が脳に働くと、コッテリとした高カロリーの動物性脂肪を食べたいと思わなくなり、食の好みがアッサリ系にシフトすることが判明しました。さらに、膵臓に働いて血糖値を低下させ、腸内フローラのバランスを改善して肥満や脂肪肝、便秘の改善にも抜群の効果を発揮します。これらの効果は人間でも同様であることがわかりました。
 食という漢字は“人を良くする”と書きます。忙しいから、面倒だからと、ファストフードに依存し過ぎると本当にメタボや糖尿病になってしまいます!是非、玄米カフェを上手に利用して戴き、皆様の健康長寿に御役立て下さい。ちなみに、私も毎日のランチは必ず玄米カフェにしています。