沖縄県のみんなで感染対策のベストプラクティスを考える
看護部 感染対策室

 HOTLINEをお読みになっている皆様こんにちは!感染管理認定看護師の眞榮城咲子まえしろ さきこと申します。感染管理認定看護師は、入院されている患者さんを始め、病院訪問者、病院職員への感染の予防や対策を行っている看護師です。
 沖縄県には、現在登録されている感染管理認定看護師は52名おり、沖縄県感染管理認定看護師会を立ち上げ、自施設以外の活動も行っております。この度私は、その会の会長に就任いたしました。当院だけではなく、他施設での感染対策について、個々の解決を行うことは難しいですが、会のメンバーと共に情報を共有したり、検討したりすることができます。何かありましたら是非お声かけください。

 感染対策は、1つの施設だけでは対応できませんので、地域の皆様の協力が必要となります。しかし、病院間だけでも感染対策は異なります。それは、人材・資源・資金でできること、できないことがどうしても出てきてしまいます。できなけばそのままで良いのか?いいえ、そうではありません。その施設にある人材・資源・資金ででき、感染対策の根拠から外れない方法を、それぞれの施設にあった方法で考えていく必要があります。これがベストプラクティスです。人材の1人として、私たち感染管理認定看護師を活用していただければと考えております。昨年度から、病院以外の施設の方たちと一緒に自施設の感染管理ベストプラクティスを検討する沖縄県感染管理ベストプラクティスワークショップを立ち上げております。今年度からは、看護師だけではなく多職種と共にベストプラクティスを考えることができるよう変更しております。ご興味のある方は、是非感染管理認定看護師までご連絡ください。


地域災害拠点病院に指定されました  
 本院は、平成30年3月30日「地域災害拠点病院」に指定され、県庁にて交付式が行われました。 交付式では冒頭、沖縄県保健医療部砂川部長より「地域災害拠点病院は自らが被災しても迅速に災害医療を再開し、地域における災害時の医療救護活動の中心となる病院である。」との説明がありました。
 出張中の藤田病院長に代わり久木田救急部長が交付を受け、席上「沖縄県は島嶼県であり、大規模災害時は県内医療機関のみで対応せざるを得ない時期も想定せねばならない特殊な事情があると思います。地域災害拠点病院としていざとなれば、病院を挙げて、災害医療に取り組む備えを整え、今後もその機能を高めていくよう努め、他の医療機関、県庁と協力して県民の安心に資する地域災害拠点を備えて参ります。」と抱負が述べられました。

地域災害拠点病院指定書の交付を受けて