このセミナーは、沖縄県内の中学生を対象として、普段見ることができない外科医の仕事について体験してもらい、医療に関する仕事に関心を持って頂き、多くの子ども達が医療を支える人材になることを目的に、平成27年から開催しており、今年で3回目になります。
今年は29名の参加者が6つの体験ブースを巡回して本院と県立病院の先生の指導を受けました。手術の麻酔の時などに気管に管を挿入する気道管理、超音波メスでの切開、切った傷を縫う縫合、腹腔鏡手術トレーナー、骨折治療、自動吻合器などを体験しました。
今年初めての実施となる骨折治療体験では、整形外科の医師が見守る中、割れた骨の模型をドリルと釘を使って接合する慣れない作業に皆さん熱中していました。
(おきなわクリニカルシミュレーションセンターは、沖縄県の支援を受けて医学部構内に設置された医療教育施設で、医療現場を再現した環境で訓練を行うことで、より安全で高度な医療を提供することを目的としています。一般向けの体験イベントも開催しております。)
最近、がんや心臓血管疾患、臓器移植術患者さんの術後感染や放射線・化学療法による副作用が口腔ケアによって予防、軽減されることが知られてきました。さらに、高齢者の誤嚥性肺炎は口腔ケアによって減少し、全身の健康維持に役立つことが認識され、ますます口腔ケアの重要性が高まっています。
琉大病院歯科口腔外科では、口唇口蓋裂、悪性腫瘍、顎変形症など口腔顎顔面疾患の専門的治療や智歯抜歯などの外科治療を行うとともに、「口腔ケアセンター」では口腔ケアによる周術期の患者さんの口腔機能管理を行っています。
現在、「口腔ケアセンター」では歯科医師とともに歯科衛生士4名が上記疾患の入院ならびに外来患者さんの口腔清掃、口腔衛生指導を行い、平成28年は335名の新患患者さんに口腔ケアを実施しました。さらに、歯科衛生士は琉大病院内全病棟を定期的に回診して入院中の患者さんの治療前に口腔内診査を実施し、手術や治療に影響のある齲蝕や歯周炎などがある場合は歯石除去などの機械的歯面清掃、口腔衛生指導などを行い、周術期の合併症の軽減や口内炎の予防などの効果が得られています。術後は、入院期間中は継続して口腔ケアを行い、退院後は歯科口腔外科外来あるいは、一般開業歯科医院に紹介して継続的な口腔機能管理を実施するようにしています。
琉大病院歯科口腔外科では、口唇口蓋裂、悪性腫瘍、顎変形症など口腔顎顔面疾患の専門的治療や智歯抜歯などの外科治療を行うとともに、「口腔ケアセンター」では口腔ケアによる周術期の患者さんの口腔機能管理を行っています。
現在、「口腔ケアセンター」では歯科医師とともに歯科衛生士4名が上記疾患の入院ならびに外来患者さんの口腔清掃、口腔衛生指導を行い、平成28年は335名の新患患者さんに口腔ケアを実施しました。さらに、歯科衛生士は琉大病院内全病棟を定期的に回診して入院中の患者さんの治療前に口腔内診査を実施し、手術や治療に影響のある齲蝕や歯周炎などがある場合は歯石除去などの機械的歯面清掃、口腔衛生指導などを行い、周術期の合併症の軽減や口内炎の予防などの効果が得られています。術後は、入院期間中は継続して口腔ケアを行い、退院後は歯科口腔外科外来あるいは、一般開業歯科医院に紹介して継続的な口腔機能管理を実施するようにしています。