このたび、平成27年11月1日付けで検査・輸血部副部長を拝命いたしました。琉大病院検査・輸血部では、「病める人の立場に立った、質の高い医療を提供するために、高水準の検査・輸血業務を遂行する」という理念を掲げ、職員一同が日々業務にまい進しております。当部署での業務においては検体検査が主であり、採血、生理検査や自己血採血以外では患者様に直接接する機会は多くありません。しかし、他の診療部門と同様に患者様の立場に立った医療の提供を心がけております。部内はもちろん、各診療科や診療部門との良好な連携を保ちながら患者様に高品質の医療をお届けできるよう努力してまいりたいと思います。
さて、私は平成7年に九州大学を卒業し、内科医として主に糖尿病の診療と研究に従事してまいりました。前任地である理化学研究所では糖尿病などの遺伝要因の研究に取り組んでまいりました。遺伝子解析技術の進歩により、病気にかかりやすい、薬が効きにくい、薬の副作用が出やすいといった個人の生まれもった体質の違いが明らかにされつつあります。いずれはお一人お一人の体質に応じた医療が提供できる時代がやってくるでしょう。そのような最先端の医療に対応できる検査業務が行えるよう、検査・輸血部においても研鑽を重ねてゆく所存です。今後ともご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。 |