輝くスタッフ紹介 沖縄県地域医療支援センター

平川妻 由和
沖縄県地域医療支援センター
副センター長

『地域医療にもグローバルにも通用する医師を!』

 沖縄県地域医療支援センター副センター長の川妻由和です。藤田次郎センター長のリーダーシップの下、@医師不足状況等の把握・分析 A医師不足病院の支援 B医師のキャリア形成支援 C情報発信と相談への対応 D地域医療関係者との協力関係の構築 E地域枠学生の教育およびそのキャリア形成 などの事業を通じて医師の地域偏在解消に取り組んでいます。なかでも、県内の離島や医師不足地域に一定期間勤務する意思をもって入学した学生が、周囲の理解と適切なサポートを受けつつ不安や困難な課題を着実に乗り越え、成熟し自立した医師となれるキャリア形成支援が最重要課題です。
 地域により求められる医療は多様です。小離島では診療所が地域医療の大部分を担いますが、人口が増え医療資源が増えるにつれ役割分担や専門分化が進みます。赴任した地域それぞれにおいて「求められる医療」「目指すべき医療」の具体的なイメージと解決方策を「自ら主体的に学び・考え」、地域住民のニーズを尊重しつつ最新の医学論文やガイドラインを常に参照し、地域医療水準を高めていく姿勢を伝えます。
 参加型学習やアクティブラーニングの手法を取り入れ、学生が理想の医師像に「自ら気づき」「考え」「近づく」習慣を低学年より時間をかけて涵養します。短期間での成長が難しい感情、意欲および態度を含め人間的成長を目指した学習支援に力を入れ、一生涯学習し成長し続ける意欲を高めるとともに、地域住民から信頼されグローバルにも通用する人材育成を目指します。

輝くスタッフ紹介 看護部

金城愛子 看護師

『日々の気づきを大切に
心に寄り添う看護をめざして』

 私は、8階西病棟で看護師4年目として勤務させていただいております。当病棟の疾患の特徴は呼吸、食事、会話など日常生活上欠かせない機能が集まっている部位に障害が生じるため、その後の人生に大きな負担が生じることがあります。特に声を失うことや、うまく発声できないことは患者さんに大きなストレスとなります。私は実習で8階西病棟を訪れ、表情や仕草から気持ちをくみ取りコミュニケーションする看護師の姿に感銘を受け、この病棟を希望しました。
 看護師として勤務する中で、医師の診察の介助や患者さんの日常生活の援助だけでなく、患者さん自身がその人らしく治療を受けられるよう、治療の選択や気持ちの整理を側で支える役目を感じております。患者さんの不安やつらさは漠然としており、言葉にするのは難しいですが、表情や言動に変化が生じます。その変化を見落とさないよう、日々の気づきを大切にしています。
 8階西病棟はスタッフや先生方との仲が良く、困ったときは相談しやすい環境にあります。加えて、様々な職種の方にサポートしていただき、病棟だけで は解決が難しいこともチーム医療で取り組み、解決策につながることが多くあります。このような素晴らしい環境で、看護師としてたくさんの経験をさせていただいていることに感謝しております。これからも日々の気づきを大切に、 必要な時に必要な手が差し伸べられる看護師を目指し、笑顔の絶えない看護師でいたいと思います。