救急災害医療棟の竣工について

  医療者体験ツアー東日本大震災から4年となりますが、地震学者によると日本列島は「地震活動期」に突入したと言われています。当院では、急性期病院である大学病院が平時に求められる重症患者に対応する救急医療および地震等の災害時に求められる災害医療に対応するため、国の予算を頂き、新しく「救急災害医療棟」を作ることを計画し、昨年の12月に落成、新救急外来が稼働致しました。さらにこの4月からは6床の入院病床も稼働の予定であり、この段階で計画したすべての機能が稼働することになります。延床面積は688uと既存の救急部の約3倍になり、ベッド数も4床から12床と3倍になります。機能の充実に最も重要なマンパワーも医師の教員数が長年3名体制で行って来ましたが、7名と2.3倍になります、入院病棟には新たに看護スタッフが配置されます。
 この機に合わせて、救急科が新設され、他の19専門診療科と協力しながら、救急の患者さんへ最善の医療を提供する体制をこれまで以上に推進して参ります。但し、資源には限りがあり、患者さんが救急部へ殺到する場合、ベッドが満床となる場合など治療の優先順位をつけなければならない場合があります。
 そのために救急外来にトリアージ室を設けております。来院した患者さんから順番に診ることができないのが救急医療、災害医療の特徴であることをご理解頂き、適切な病院選択、受診行動にご理解頂きますようお願い申し上げます。

   

 

  

沖縄県地域医療支援センター開所式

医療者体験ツアー

 平成26年12月22日(月)、おきなわクリニカルシミュレーションセンターにおいて、沖縄県地域医療支援センターの開所式を行いました。
 当センターは、沖縄県の施策として、医師の地域偏在を解消することを目的に設立されました。
具体的には、県内の医師不足状況等を把握・分析し、地域医療に従事する医師のキャリア形成支援と一体的に医師不足病院の医師確保の支援等を行います。
 今後、琉球大学医学部地域枠出身者及び地域医療を志向する医師のキャリア形成支援や、医師不足病院等への支援を行っていく予定です。

“ 禁煙パトロール” を実施しています

(左から)正本周産母子センター長、國吉病院長

 平成26年12月から毎月、“禁煙パトロール”を実施しています。敷地内での喫煙者がいれば、敷地内禁煙の協力呼びかけや、禁煙推進の啓発活動を行い、吸い殻の清掃等を行っています。
 本院は、平成19年10月1日から、敷地内全面禁煙となっており、今後も定期的に“禁煙パトロール”を実施します。
 皆さま、敷地内全面禁煙に御協力をお願いします。