輝くスタッフ紹介 周産母子センター

與那嶺佳奈子 助産師

助産師として一生懸命サポートします!心に寄り添う看護を目指して

 私は、周産母子センターで助産師として勤務しております。当科では、切迫流 早産や心疾患、糖尿病、高血圧、不妊症、不育症など様々な合併症をもった妊婦さんが多く、外来や病棟にて日々フォローをしています。NICUがあることから他院からの母体搬送受けや出産のための緊急入院、急変時の緊急手術などの対応をすることもあり、日々緊張感をもって勤めています。

 私自身もいつかは妊娠、出産、育児を迎えるため、知識を身につけ、同じ女性の力になることができたらと思い、助産師を目指しました。そして臨床にて助産師として働きながら、毎日感動と反省と学びを得ることができています。妊婦さんは子どもを身ごもった幸せと同時に不安を抱えています。心身ともに不安定なため、寄り添い傾聴し、安心や自信が得られるよう解決策を一緒に考え、導いていくことがとても大切だと感じています。無事に退院し、自宅に帰ってからも安全に安心して育児に取り組めるよう、日々気づきを大切にすることが自分自身のモットーです。出産は、妊婦さんやその家族にとって、人生の中で忘れられない大切な場面です。その場に立ち会えることは助産師において大きな意味や、責任のあることだと感じています。

 緊迫する場面も多いですが、当科には常に赤ちゃんがいて、かわいい顔を見ていると自然と笑顔になり、心から癒されます。琉大病院で多くの経験をさせて頂いていることに感謝しており、助産師として働けることを誇りに、今後も励んでいきたいと思っています。

輝くスタッフ紹介 産婦人科

銘苅桂子 医師

産科婦人科のチーム力に感謝!
患者さんのためにこれからも学び続けていきます

 こんにちは。産科婦人科の銘苅と申します。生殖内分泌(不妊治療)と腹腔鏡手術
を専門としています。琉大病院産科婦人科に入局してからの16年は医師として、親
として成長させていただいた16年でした。入局時に5カ月の乳児がおり、帰りが遅
くて寝顔しか見られなかった母親失格の研修医時代。その後2人を出産し、家族の温かい支援のおかげで辞めずに医師を続けてこられました。産科婦人科の中でも生殖内分泌と腹腔鏡手術という分野に出会えたこと。それぞれの認定医を取るために学会や手術研修に惜しみなく参加させてくれた青木教授はじめ素晴らしい上司に恵まれたこと。分刻みで忙しい毎日を、笑顔で協力しあって患者さんの力になれるよう一生懸命な仲間に出会えたこと。そのどれが欠けても今の自分は存在しなかったと思います。
 毎日接する患者さんはお子さんが欲しいと切望し、ゴールの見えない治療を続けられています。子供をもつことの素晴らしさを知ることができたからこそ通院するすべての患者さんに新しい命を授かって欲しい。そのための知識、技術、妊娠に必要なあらゆることを学び続けていこうと思います。また、チームのレベルアップを図れるよう教育、研修、カンファレンスを充実させるよう努力しています。若年癌患者さんの妊孕能温存のための卵子凍結や、子宮体癌に対する腹腔鏡手術など、新たな分野へも積極的に取り組んでいます。大学病院として高度な医療を提供するには産科グループ、婦人科グループ、生殖内分泌・腹腔鏡グループ、関連する医療従事者それぞれの力を発揮する環境が必要であると思います。それが十分可能な琉大病院産科婦人科のチーム力に心から感謝して、これからも頑張っていきたいと思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。